森伊蔵にチャレンジ

森伊蔵の名を知っている人は多いと思う。「ああ、幕末の用心棒ね。『人斬り伊蔵』でしょ」それは岡田以蔵だ。以の字が違う。昨今の焼酎ブームのために入手困難となった芋焼酎の一つである。で、今日はこれを…飲んでみたのではなく、蔵元に注文してみた。この焼酎、毎月蔵元に電話して抽選を申し込み、当選していたら購入できるというスタイルをとっているのである。昔からの付き合いのある酒屋さんとかだったら、ある程度優先供給してもらえるんだろうけれども…。とはいえ、いわゆるプレミア焼酎といわれるものを定価で仕入れる道が一般消費者に(一応)開かれているのはよいことだ。24時間受け付けているということだし、無意味に2台所有している携帯電話を活かし、早速電話してみた。「こちらはNTTです。ただ今おかけになった電話は大変混みあって…」予想されたこととはいえ、今日は今月分の注文受付初日でもなく、時間帯は深夜の12時。どちらかというと空いているはずなのに…森伊蔵恐るべしである。負けるものかとかけ続ける。「ヌティーティ」「かりにくく」「ばらく経っ」「ご迷わ」瞬時に切る。かける。そして運良く10分後には1台の携帯電話で繋がった。「こちらは森伊蔵でございます」こちらもコンピュータの自動応答なので、危うく切りかけてしまった。注文は実にあっさりしていて、こちらから通知された電話番号を読み上げてくれ、1#を押して完了。もう一台のほうはなかなかかからなくて、30分ほどかかった。あとは来月頭に当選発表があるまで、しばし待つのみだが、いったいどんな倍率なんだろう…。くじ運の悪い私にとって絶望的な戦いが始まった。
もし当たったら派手に飲みましょう。