ISOFIXにこだわる-本編

はてなダイアリーの下書き機能がうまく機能しておらず、「前編」以上の長文が消えたかと思って愕然とした。自動バックアップ機能のおかげで復旧。もし残ってなかったら本編を書く気力も消え失せていたかも知れない。

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どんなシートを買おうか--候補をピックアップ

さて、前回は「こだわって選んだベビーカーとベビーシートについて」をだらだらと書いたけど、ここからは1歳以降のチャイルドシートをどうするか。選択肢はとりあえず2つ。

  1. 9kgから36kg(12歳頃?)まで永く使えるやつ
  2. 新生児 or 9kgから18kg(4歳)まで使えるやつ

費用的には前者が嬉しいように思えるが、その計算には落とし穴がある。もし二人目を産むのであれば、10歳以上離れるのでない限り、1歳〜12歳をカバーするものをもう一つ買わねばならないということである。1〜12歳をカバーする商品はそう多くなく、値も張る。それに、12歳まで使えるということはサイズの余裕が大きく、今の息子を安全に固定できるのかという懸念もある。
予定では2〜3歳は離したいところなので、息子が1〜4歳用を卒業して3〜12歳用に移ってから二人目が1〜4歳用に乗ることができる。3〜12歳向けは安いので、2個買ってもそう高くはない。ということで、ここは18kgまでをカバーする商品をターゲットにする。ポイントは当然、安全第一である。候補は以下の通り。

チャイルドシートの性能テストは全て、完璧に取り付け、適切に座らせた状態で比較されている。つまり、いくらシートの性能が良くても、取り付けと装着が不十分では意味がないのである。だから取り付けミスが少ない固定方法というのはそれだけでポイントが高い。isofixというのは車体の金具にシートの金具をガッチャンと接続するので、ミスユースの確率が非常に低いという。なのになぜか、日本ではisofix採用機種がまったく不揃い。カーメーカー純正アクセサリーとしてはtakataが生産して供給しているのに、それを汎用の商品としては売っていない。このへんの経緯は詳しく書いてくれてるサイトがあるのでそちらをググッてもらいたいけど、一言で感想を言えば国交省がボンクラやからやなと言いたい。どちらかといえば私はmade in Japan大好きなんだけど、いやそれだからこそ、残念でならない。takataが汎用isofixのシートを出していれば…。

どれにしようか

安全が第一で、その次は価格ってのは当たり前の話。しかし、isofixのシートを国内で買おうとするとめちゃくちゃ高い。種類も少なく、相場は6万円。それならtakata-04 system6.0が2万円程度なのでそれにしようかな、とも思ったけれど、海外のショップから直輸入すればかなり安くなるという情報を得た。なるほど、たしかに送料込みでも3万円そこそこのようだ。「ちょっと高め」くらいの値段なら、高性能に費やしても惜しくはない。ただ、現物を全く見ずに海外から購入するというのはなかなかのアドベンチャーなので、isofixの威力と生地の肌触りを体感するために、Roemer Duo Plusを求めて片道1時間半のドライブを敢行した。息子も狭いチャイルドシートに耐えてよく頑張った。
さて店舗で触ってみて、isofixの脱着を体験。「ガチャン」の一瞬で終了である。シートベルトでありがちな、どこからどう通すとか、せーのと力をかけてみるとか、ちょっと斜め向いたとかそういうのは一切ない。いやほんま、皆さんにも一度体験してほしい。私個人の体験に基づく感想としては、固定の確実性はisofix>ママ楽ハンドル>LATCH>通常の3点シートベルトという感じ。もちろん、慣れてて上手に取り付けられる人は自分の好きなのを使ってもらえばええねんけど、そういう要素に左右されうるという時点で、設計の完成度が高いとは言い難い気がする。
そんなわけで、isofix搭載で評判も良く、実記を試すことができたRoemerのDuoPlusに決定。

どこで買おうか

気に入ったものが見つかったところで、いよいよ購買手続きに移る。日本へ発送してくれる海外のサイトは下記の通りかな。ほかにもあるかも知れないけど。ちなみに、イギリスのサイトがたくさん見つかったんだけど、どこも日本へは発送してくれなかった。

  • kidsroom.de …送料の見積もりが容易で、かつ安かった
  • baby-international.com …商品が高かった
  • babycare.nl …送料の見積もりが面倒、商品価格はまずまず
  • kiddies24.de …送料がかなり高かった

ということで、買うお店はkidsroom.deに決定。Roemer Duo PlusのNoahという、茶色かカーキのような感じの色にした。オランダやドイツのサイトでも、表示言語として英語が選べるので、私と同等(英検準2級)の英語力がある人なら問題なく買えると思う。
商品本体価格は254.87ユーロやけど、VAT(ユーロ圏の消費税)19%が免除されて、送料が本体価格の19%加算されて、255.18ユーロ。…いったいどういう計算なのか端数が合わない気がするけれど、細かいことは気にしない。いまユーロは118円程度なので、30,111円と出た。あとは関税と日本国内消費税を支払うだけ。ただ輸入品の消費税は支払った金額そのままかけるんじゃなくて、課税対象額が別途認定されるらしい。だから、3万×5%の1,500円よりだいぶ安くなるみたい。
ちなみに国内正規販売店の価格は63,000円で、黒&グレーのツートン1種類しかない。通販で買えば半額で10種類以上の色が選べる。リスクは多少あるけれど、この選択肢を無視するのはもったいないと私は思う。
納期が3週間、そして輸送にかかる日数が10日ほどと考えれば、手元に来るのは7月になる?お誕生日に間に合わなかったら少し残念だけど、まぁそれは大目に見てくれ、息子よ。

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品物が届いたら「あとがき」を書きます。たぶん。