レクサスのハンドル

うーん、私は技術屋ではないので細かいことは分からないんだが、素朴な疑問。
今回リコールの対象となっているシステムは「ギア比可変ステアリングシステム」といって、大ざっぱに言えば「低速時にハンドルを回すとタイヤが大きく切れるが、高速走行時にタイヤの角度が急に変わると危険だから、ハンドルを切った分よりもタイヤの切れる量を小さくする」仕組みらしい。
このシステムを文字通りに解釈すると(数字はでたらめやけど)、こうなると思う

  • 低速時にはハンドル1回転につき30度、60km/hなら20度、120km/hなら10度と仮定すると
  • Uターンに備えて10km/hまで減速し、ハンドルを右に360度回したら、タイヤが30度切れた
  • その状態からアクセルを踏み込んでUターンし、タイヤをまっすぐに戻そうとしたらハンドルが左に450度回った
  • つまりハンドルが左に90度回った状態で、タイヤはまっすぐ

ということが当然発生するはず…?まぁ、これは極端としても、ハンドルを切るときと戻すときとで速度が全く同じなんてことはないだろうから、きれいに真ん中に戻ってくれそうな気がしない。でも多分、普通に走っていればちゃんと真ん中に戻るんだろう。いったいどういう仕組みでこれを回避してるのか、さっぱり分からない。便利なのかも知れないけど、なんか気味が悪いなぁ…。
いま調べてみたら、なんとカウンターステアまで自動でやってしまうんだとか!トランスミッションは勝手にブリッピングするし、そんなに無理矢理技術を詰め込まなくても…と思ってしまう。まぁ私の車にもABSやらTCSやらESPとかいう、昔の人からしたら気味が悪いシステムは装備されているわけやし、程度問題なんかも知れんけどね。