史上最大の惨敗劇

うーん、まさかここまでとは思わなかった…。民主に政権が移るのは予想の範囲内だったし、きっと逆風も吹き荒れていたと思うけど、あれほどの選挙戦を展開していながらここまで大きく負けるとは、総裁も予測していなかったんじゃないだろうか。
…今回最多337人の候補者を立て、獲得議席なんとゼロ。幸福実現党歴史的大惨敗である。
しかも得票率は極めて低く、おそらく全候補者について供託金は没収されるだろう。288人を擁立した小選挙区では1人300万円、同じく49人の比例代表では600万円。総額は11億5800万円にものぼる。なるほど、こういう形で国家財政に寄与する道を選んだのか。泡沫候補という表現すら生ぬるい、花王のバブも真っ青のナノバブルだ。
この負けっぷりを見ると、かつて創価学会が政界に進出した頃はどうだったんだろうと思ってしまう。今回は負けたとは言え、一定の発言力を保つレベルの政党といえる公明党って、案外すごいのかも知れないな。
惨敗といえば日本男子柔道。近々、朽木倒しなどのタックル技が規制されるというから、それを見越して得意の立ち技をもっともっと磨き込んでほしい。野村の多彩さもよし、井上の内股のような必殺技もよし、これが日本のお家芸という勝ち方を一つや二つは見せた上で、泥臭く勝ちを積み重ねてほしいものだ。