渋滞にはまって考えた

16日の夜に実家から帰ってきたんだけども、中国道-名神が神戸から滋賀まで続く大渋滞。こらあかんと思って舞鶴道へ入り、R372から亀岡を経由してR9、R1、R161バイパスというルートで帰宅するはめに。いやはや、ただでさえ渋滞がひどい盆に、高速道路上限1,000円なんてアホなことをしてくれるもんだから、えらい目にあった。
この料金設定はいろんな意味でおかしくて、

  1. 環境問題を解決せねばならないときになぜCO2の排出量が増えるような政策を?
  2. 民営化したはずの高速道路、民間企業が決定するはずの料金を、なぜ政府が?
  3. 一律半額など、割引率を設定するならともかく、上限額1,000円という数字は一体どこから?
  4. 数ある交通手段の中で、なぜ高速道路だけを?

考え出したらきりがない中で、ふと思った。JRは民営化して20年になるので、もう国のコントロールを受けないということかもしれないけれど、高速道路の料金を上限1,000円にするならば、新幹線などの特急料金も上限1,000円にすべきじゃないのかな。
CO2の削減を本気で考えているのなら、自家用車の使用を妨げ、電車や船の利用を促す方向性を持った政策が必要になるはず。国民に好かれたい、受けたいと媚びるような政権は要らない。この国をこうしたい、という方向性を、ビジョンを示してくれる政権が欲しいのだが、なぁ…。