食べ物の好き嫌い

人それぞれ、好きな食べ物、嫌いな食べ物ってあると思う。多くの人に好かれる食べ物もあれば、多くの人に嫌われる食べ物もある。
嫌われる食べ物といえば納豆とか、セロリとかピーマンとかが思い浮かぶけれど、これらは大抵「くさい」「にがい」。ほかには「しぶい」「噛み切れない」なんてものもあると思うが、言われてみればなるほどな、嫌われる理由があるよな、と何となく納得する。ところが、私がどうしても納得のいかない、嫌われ率がやや高い食べ物がある。
それは、ぶどうパン(あるいはレーズン)。
なぜ?いったいレーズンの何が気に入らないの?甘くてコクがあって栄養も豊富で、サイダーに入れれば浮いたり沈んだりして楽しいレーズンに、何の落ち度があるというのか、私にはさっぱり分からない。
私はレーズンが大好きで、31アイスクリームに行けばまずラムレーズン、東ハト製品ならキャラメルコーンよりオールレーズン、給食のぶどうパンは好きなメニュー5本の指に入るし、六花亭のマルセイバターサンドは天才の手による傑作だと思っている。
なのに、ぶどうパンが嫌いな人は意外と多い。給食残さず食べようねというメッセージを込めてNHKこどものうたのために書かれたTHE BOOMの名曲「恐怖の昼休み」でも

今日も大きらいな ぶどうパン
見つからないように かくしちゃえ
食べたくない物は いつも机の中

と、出だしからいきなり嫌いな物代表扱いである。これは本当にショックだった。レーズンが嫌いな人、いったい何がダメなのか。ちょっと教えては下さらないか。