ウサギリンゴ

さすが青森、リンゴに命をかけている感じ。読売新聞より。

「ウサギリンゴ」作れる?…親だって35%できない

リンゴの皮をウサギの耳に見立ててむく「ウサギリンゴ」。お弁当の定番とも言えるウサギリンゴの作り方を知らない親世代が35%もいるという調査結果がまとまった。
 調査は青森県の青果販売業者らでつくる「青森県りんご対策協議会」が11月に実施し、全国の10〜60歳代の男女400人から回答を得た。
 このうち、2〜12歳の子を持つ20〜49歳代の男女95人に、ウサギリンゴについて尋ねたところ、「作り方がわからない」「作れない」と答えたのが29人(30.5%)いた。「知らない」(4人)を含めると、子育て真っ最中の親世代の34.7%が作れないことになる。
 50〜60歳代では、作れない人は20.6%。50〜60歳代女性に限れば、「作れない」は4%の一方、72%が「作るのが得意」としていた。
 総務省の家計調査年報によると、リンゴの国民1人当たりの年間購入数量は、1986年の4.8kgから2005年には4.0kgに減少。同協議会の調査でも、「ジュースや加工品を含め、リンゴをどのくらいの割合で食べるか」との問いで、60歳代は22%が「ほぼ毎日」なのに対し、現役親世代の41%は「月1回以下」だった。
 同協議会は「若年層のリンゴ離れが『ウサギリンゴ』を知らない人の増加につながっている」と指摘する。

ウサギリンゴを知らなくても別に人生には影響しないと思う。また、ウサギリンゴが作れないレベルの包丁さばきにもはなはだ疑問が残るが、それよりも「作り方が分からない」というのが不思議だ。ウサギリンゴがどんなものかは知っているけれど、作り方が分からない…?なぜだ。あの形を見れば、どう切ってどう剥けばああなるか、簡単に想像が付くだろう。手先の技術が追いつかず、うまく作れないことはあっても、作り方が分からないというのは、リンゴ離れ以前の問題で、理科離れの影響の方が大きいように思う。