5歳の女優

ちひろちゃんは先日、保育園の発表会で「おおきなかぶ」に出演し、孫娘の役を演じたそうです。カブを引っ張るおじいさんを引っ張るおばあさんを引っ張る、あの孫娘の役なんだけども、兄いわく「まぁ、普段から孫娘やしな」。おじいさん役、おばあさん役などと違って、普段と特に異なるところはない、と。
たしかにちひろちゃんは、普段から孫娘を「演じて」いるのです。
いつも実家(兄宅とは隣同士、敷地つながり)に来るとまずオトンに「おじいちゃ〜〜ん!」と抱きつくちひろちゃんですが、ある日のこと。
ちひろだよ〜!」と元気よくやってきたら、おじいちゃんがいません。今いないの、と母が言うと、ちひろちゃん、「ああ、よかった」って。
驚いた母が「おじいちゃんのこと、きらい?」と聞くと、「ううん、好きやけど、たまに疲れる」。母、大爆笑。
それでも今夜も、ちひろちゃんは「おじいちゃ〜〜ん!」と抱きついていました。儀式か、演技か、計算か、それは分からないけれども、見事な孫娘っぷりなのであります。