*[ゴルフ]ジャストミートと打ち損じ

先日1000円で購入した上級者向けのアイアンをぶら下げて打ちっ放しに行ってみた。ものの本によると、あのタイプのアイアンの特徴は、

  • ジャストミートするととても気持ちいい
  • 芯を外すと手がしびれて打球も飛ばない
  • スイングがブレていると右に左に曲がりやすい(=意図的に曲げられる人には便利)

なのだそうだが、実際のところはよく分からなかったので、今回身をもって経験してみたわけである。
結果は…たしかに、本に書いてあったとおり。
硬式や準硬式といった硬いボールで野球をしたことがある人ならよく分かると思うけれど、寒い時期の打撃練習で芯を外すと猛烈に痛い。あの感触を、ゴルフでも十分に味わうことができる…いや、できれば味わいたくないねんけどね。要するに上手く打てれば快、打てなければ不快というのがはっきりしているので練習用には確かに良い。ただ、実際のコースでこんな球が出たらどうにもならん、というような打球も現れてくるので、コースではもっと易しいクラブを使おうと再確認。
さて、私はアイアンを2セット持っていて、ひとつは店員に言われるがままに買ったマルマンの飛距離系アイアン。たしか6本セットで5万円、初めての冬のボーナスで買ったものだ。シャフトは軽量のスチール、重心は低く深く、フェイスは高反発素材を使っているので、カキィーンという金属音とともにとにかくめちゃくちゃ飛ぶ。5番アイアンのキャリーが200Y以上。180Yの谷越えショートホールで使ったら、グリーンをキャリーでオーバーしてしまったという逸話も持つアイテムである。またショートアイアンの高弾道っぷりといったら、モズ落としも可能なほどだ。手に残る感触はパチンと短く弾くような感じ。
もうひとつは、憧れのブランドと言われる三浦技研のCB-2001で、今のところエースとして活躍中。新品なら7本セットで15万円ほどするはずだが、ヤフオクで驚きの2万円だった。軟鉄鍛造のキャビティバックでシャフトは重く、5番アイアンで180Yくらいだろうか。カッ、と短い音がするけど、弾くような感触はない。ボールとフェースの接触時間が少し長いような感じ。
それらと比べると、マッスルバックはパシッと優しい、静かな音がする。吸い付くような打感とよく言われるとおり、ボールがフェースに乗っかるような感じがする。あるいは、柔らかいものを叩き潰すような手応え。擬音語で書けばメメタァかな。
どんな道具であっても芯で捉えたかどうかは確実に分かるけれども、構造によって芯を外したときの飛距離のロス具合は違うし、打ったときの感触も違うということがよーく分かった。まぁ、どんな感触を心地よく感じるかは人次第かもしれないが、このメメタァを味わってみて損はないと思う。