*[ゴルフ]マッスルバック

ゴルフのアイアンにはいろんな種類がある。形状で分類するならば、背面下部が盛り上がったマッスルバックと、背面をえぐって周辺部に重量を配分したキャビティバック。材質で言えば、昔ながらの軟鉄をプレスして作る鍛造と、ステンレスの鋳造、さらにはチタン、樹脂などの素材を複合して作るコンポジット。知らない人にとってはどれも同じようなもんだと思うけど、細かい点まで言い出すときりがないほどの種類があるし、メーカーやブランドを聞くだけでもどんなプレイヤーをターゲットにしているのか分かることもある。
その中でタイトリストの軟鉄鍛造マッスルバックといえば、「素人にはお勧めできない」の代表的なアイアンだ。諸刃の剣ではないけど、達人が使う名刀のイメージが漂う。これだ。

うーん、かっこいい。あまりのかっこよさに惚れて買っちゃったのである。新品を8本セットで買うと10万円くらいだろうか?そう、こういうイイヤツを買ってしまうと、ゴルフはとても高く付くスポーツかもしれない。
しかし私を知る人なら、そんな身の丈に合わない道具を、高い金を出して買うはずがないと分かるだろう。角度を変えて撮った写真がこれだ。

なんと1,000円である。
実はこれ、大手ゴルフショップで試し打ち用に用意されていたもので、6番しかない*1。ニューモデルが出て用済みになったため、中古ショップに流れたものなのである。店舗の試し打ちコーナーでしか使われていないので石や土による摩耗がなく、状態はきわめて良好。セットとして揃っていないので実戦には使えないが、練習しないと使いこなせない上級者向けのクラブは、打ちっ放しでのフォーム固めにはぴったりなのである。
あこがれのアイテムを所有する喜びを味わいつつ、上達への糧とする。いい買い物をしたなぁ。

*1:メーカーによっては7番や5番を試打用に配布する。7番が一般的かな