ちょいと乗ってみた

先日ここで紹介したゴルフヴァリアント トレンドライン公式webサイトを見まくり、いろんな評論家のレビューを読みあさり、カタログを取り寄せるなど虜になってしまっているんだけれども、百聞は一見にしかずということでちょいと乗ってみた。残念ながらこのグレードの試乗車は用意されていなかったので、代わりにゴルフのトレンドラインに乗せていただいた。要するにエンジンとトランスミッションを体験してみたかっただけの話なので、これで十分である。

外観
顔は丸っこくてかわいい感じ。もう少しキリッと引き締まった顔、次期ゴルフのような顔の方が好みなんやけど、べつにイヤではない。ただグリル部分のメッキはどうかなぁ?お尻のデザインはもう文句なし。あくまでも好みの問題やけどね。
シート
車に乗る=シートに座るということなので、とても重要なポイントである。張り地は廉価グレードだけあって高級感を感じるようなものではないけど、そんなもんはどうでもいい。滑らず、破れなければいい。サポートがしっかりしていて非常に好み。リクライニングの調整もダイヤル式なので微妙な角度を合わせることができて嬉しい。
ステアリング
レザーではなくウレタン樹脂というのは少し残念だけども、これはぐっと我慢せねばならんのかな。切っていっても特に変なクセはなく、やや重めの感触も個人的には嬉しい。最近の日本車はハンドルが軽すぎて不安になるときもある…何度も書くけど実家のヴィッツのハンドルは最悪。
メーターまわり
青く光るイルミネーションはビートルで慣れてはいるけれど、う〜ん、どうなんかなぁ?見やすいとも思わないし、かっこいいとも思わないが…。あと、実際に出るかどうかは分からないし、まず出すことはないけれども、220km/hまであるメーターは何となく嬉しい。
7Speed DSG
発進しようとブレーキを離しても進まない。ん?と思った頃にゆ〜っくりと進み出す。通常のATじゃないからクリープ現象の現れ方が違うようだ。仕方なく少しアクセルを踏んでみた。極低速域ではすこしギクシャクする感じで慣れが要りそうだけど、走り出してからはスムーズの一言。マニュアルモードも備えているのでちょっと遊んでみようとギアチェンジしてみたけれども、4速ATと違って各ギアのギア比があまり離れていないせいか、変速ショックを感じない。街中を普通に走っているだけでも6速に入り、回転数を低く抑えてくれるので静かで低燃費という印象。60km/hくらいにならないと7速には入らないみたい。
1.4 TSI シングルチャージャーエンジン
普段乗っている車はトヨタアルテッツァジータ、2Lの直列6気筒エンジンなんだけども、全然太刀打ちできない。TSIのほうがはるかにパワフルな感じがする。ある程度回転が上がらないとパワーが出ないアルテッツァに比べて、いつでも踏めばパワーが出てくるTSI。「ターボはひと呼吸おいてからパワーが出る」とか、「小排気量のターボは扱いづらい」とか、今もそう思っている人は、一日でも早くこれに乗って目を覚ましてほしい。きっとそんなのはもう過去の話なんだろうな。120km/hからさらに踏み込んで加速するような、アホみたいな飛ばし方をする人でなければこれで十分なはず。
乗り心地
フワフワと揺れるわけでもなく、ゴツゴツと突き上げてくることもなく、またポンポンと跳ねるような動きもせず、どっしりと落ち着いた乗り心地で好印象。17万kmを突破した我がアルテッツァはさすがにくたびれているのか、人間で言えばヒザのしなやかさが失われてきたような気がする。

以上、ゴルフトレンドラインに乗ってみた感想。次からはゴルフヴァリアントに座ってみた印象。

後方視界
窓が広く、柱も邪魔にならないのでなかなか見やすい。昔乗っていたアコードワゴンに似た視野の広さ。
荷室空間
幅が少し狭いので、キャディバッグを横向けに置くのは少し難しいかも知れないけれど、広さについては十分に広い。後部座席を倒してやれば、宅配サービスのないIKEAでもしっかり買い物が楽しめそう。

ベタ褒めに近い評価を下しているけど、別に回し者でも何でもないのです。それくらい、ほんまに、この車はいいと思う。