滋賀里「AUNTY-MEE」のクィーンバーガーwithパイン

今年度おそらく最後のグルメバーガーを食べるために、この日訪れたのは、『AUNTY-MEE(アンティーミー)』。半年ほど前から行きたかったお店。半年前というのは、世界を震撼させたこのブログ本が私の手元に届いた日だ。ここの読者の皆様にはもうおなじみのハンバーガーを食べまくるブログ・palogのイノウエシンゴちゃんが、ブログでも、著書でも、そして個人的コミュニケーションでも関西ではここだと特におすすめしてくれたお店なのだが、この半年間行くチャンスがなかったのである。家から車で約10分なのに。
目印とされるアヤハディオはとてもわかりやすいところにあり、お店はそのすぐ隣なのだが、付近を少し迷ってしまった。ある交差点で左に曲がれば着くところ、右側の街路樹につっこんで大破したハイヤーに気をとられてしまったせいだ。
空腹を抱えて到着したところには、無情にも8人ほどのお客の列。「リッチリッチバーガーズ」を片手にその列に加わったところ、奥さんはそれを見てにっこり。友達が書いたんすよ〜と、自分は全く偉くも何ともないのに言ってみたら、なんだかとても喜んでくれた。お店の雰囲気や写真などは、本家palogのこちらを見てやってください。
初めてこの店で食べる人は、この店の肉、味付け、量などの基本を知ってもらうための基本メニューを注文しないといけないらしい。が、二度目以降は焼き加減やチーズの量はおろか、自分の持ち込んだ具材をトッピングしてもらうことさえできるという完全オーダーメイドのハンバーガーが頂ける。なんともマニアックなお店だ。まぁ、我々は初の来店なので基本のハンバーガーとクィーンバーガー(肉大きめ)withパインを注文し、アヤハディオで特売のネピアなどを購入して30分ほど待った。
さていよいよ我々のハンバーガーを焼くぞ、というときにマスターから声がかかる。初めてのお客さんは焼いているところを見ながら、マスターとお話をしないといけないらしい。めんどくさいなあ、と思う人もいるだろうけれど、これがまた本当に美味そうで、いいにおいで、たまらない。巨体のマスターは「イノウエくんにはほんまお世話になってるわ〜」と言いつつ、狭い車内に頭をぶつけながらハンバーガーを作ってくれた。
ふわふわのパン。「押しつぶしても元に戻る」パンなんて大げさな表現だと思っていたのだが、これが本当に元に戻る。ふわっふわの弾力だ。小麦の味と香りも十分。
手でちぎったレタスが載り、その上にパティが載る。肉とタマネギだけの、塩味控えめのパティだ。「よその味が濃すぎるだけで、うちが薄いんと違う」とマスターはおっしゃる。でも、これが必要十分な塩分なんだろうな。生でもいけるという肉の味がストレートにきた。
その上にパイン。たった2mmほど、スーパーで売ってるベーコンかハムくらいの厚みのパインなんだけれども、これが絶妙。生で乗せるわけじゃなくて、鉄板で焼いてあるせいか、甘みが濃くなっている。ほんの少量、でも濃密な甘さがとてもいいアクセントになっている。
チーズも載らず、あとはケチャップとマスタードだけだった。シンプルなんだけども、本当にうまい。それなりのサイズ、ボリュームだったはずなのに、あっという間に口の中に消えていってしまった。もう1個、いや2個食べたいと思った。でも我々の後にもまた8人くらい並んでいたので、それは断念…。後ろ髪を引かれる思いで帰宅…また絶対にくるぞっ!

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