高校入試って…

えっと、私は中高一貫校の出身で、高校入試を経験していないんですが…

<岐阜公立高校入試>答え!?黒板に 「欠席」の書き取りで

 岐阜県で13日にあった公立高校一般入試で「欠席」を漢字で書く問題があるにもかかわらず、一部の試験会場で、受験生に欠席者がいないことを示す「欠席なし」の文字が黒板に書かれていたなどとして、県教育委員会はこの問題について受験生全員を正解にした。
 第1科目目の国語の「問一」は問題文の中の「ケッセキ」を漢字に改める問題だった。県教委によると、ある高校で試験開始直後、黒板に「欠席なし」と書かれていることに気づいた受験生が、試験官に「ここの漢字が黒板に書いてあります」と指摘。高校が県教委に連絡した。
 国語の試験終了後、県教委が全校に確認したところ、計9校(受験者数1841人)で黒板や机に「欠席」「欠番」「着席」などと書かれていた。中には普段、高校で出欠状況を書き込むために、黒板の端にペンキで「遅刻、早退、欠席」と記されていた試験会場もあったという。
 県教委は「出題と会場準備に一層の配慮をしたい」と釈明している。
 岐阜県の公立高校入試は全校統一問題で行い、計64校で1万889人が受験した。

こんな「ありがちな」事態を想定していない出題はセンスがないと思うが、それ以前に入試で問うようなレベルの漢字か?まぁ、いろんなレベルの生徒が受けることを前提としているテストやし、難しすぎれば成績下位層が団子になり、簡単すぎれば満点連発で上位層の選抜ができない…ってわけなんだろうけども。しかし、兵庫県最高レベルの姫路西高に合格するには、500点満点で450点以上取らないといけないとか聞いたことがある。どんなに簡単な問題でも、9割以上正解じゃないといけないというのは正しいテストとは思えない。もう少し難度を上げてもいいんじゃなかろうか?
私が高校時代に本屋で立ち読みをした、兵庫県高校入試の過去問(理科)の問題には、以下のようなものがあった。

ビーカーに水を100g入れ、食塩を10g入れた。この食塩を早くとかすには、加熱する以外にどんな方法があるか、書きなさい。

「加熱する以外に」と言われたので、それより高次元な方法があるのかと考えてしまい、私は非常に悩んだ。放射線でも浴びせたら早くとけるんだろうか、というような突飛な考えも頭をよぎった。答えはもちろん「かき混ぜる」なのだが、まさかそんなことが問われるとは…。
そもそも、このような問題によって得点差が生まれるのだとしたら、このような問題すら解けない生徒がいるということを想定していることになる。つまり、出題者はうちの地域の先生はこんなこともよー教えてへんかもしれん、うちの地域にはこんなことも分からん中学生がおるかもしれんと思っている、ということだ。俺が先生なら屈辱である。生徒だとしても怒りにうち震えてしまうかも知れない。