自民惨敗

また安倍ちゃんが涙目になっていたけれども、今回負けるのはやる前から分かってたよね。先の国会で強行採決を繰り返し、会期も延長し、しかも最終日は審議拒否?あんだけワガママやったらあかんわ。年金問題にしても、たまたま一時期厚生大臣やってただけの菅さんに責任なすりつけようとしたりね。指導力ゼロの上、唯一の取り柄とされていた人間性まで有権者に見捨てられては勝ち目ない。
さてそんなことより!東京都在住の691,367人の方々の思考回路が全く分からない。今回、ご本人は投票されていないのでこの数字にはご本人は含まれていないわけだが、どうしてこんな人に自分の票を預けようと考えることができるのだろう。
この人は海外赴任から帰国後約3年間住民登録をしておらず、その間6度もの選挙について投票に行っていない、選挙はがきを受け取っていないわけである。そして2007年4月20日に別件で区役所を訪れた際、転入届を提出したという。にもかかわらず、テレビ局を引き連れて期日前投票に赴いたということは、住民登録後3ヶ月は当該住所地での投票権がないという選挙についての常識を知らないということに他ならない。職場に断りもなく立候補を表明したことも併せて考えれば、この人は

  • アナウンサーであるにもかかわらず政治に興味がない
  • 行政上の手続きなんぞ面倒だからどうでもよい
  • 行動に際して事前の準備や下調べをしない

ということである。政治家としての適性など論じるまでもない。しかも今回、100%自分の責任である失点を自民党の手厚いバックアップでフォローしてもらってなんとか当選し、さらには同区で立候補した前職との食い合いで前職は落選。つまり自民党に迷惑かけっぱなしの疫病神と言っていい。当選後の会見で「新人の可能性に賭けていただいたんだと思う」などと言っていたけれども、そんな立場で「政界の中心に声を届け」ることができる可能性など限りなくゼロに近い。6年間、針のむしろが敷かれた末席に座り続けるだけだろう。

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ちなみに私は今回投票権がなかった。公示日の3ヶ月前=4月11日より2日遅い4月13日に転入届を出したので、選挙人登録がなされなかったようである。無念だ。なお、期日前投票をしようとして免許証を持って役所に行ったりはしていない。