サマータイム

小泉前首相はサマータイムの導入に反対らしい。時計の設定を変えるのが面倒くさい、のだそうだ。
ちなみに私も反対である。なぜなら、サマータイムが導入されれば「午後5時」は現在の「午後4時」に相当することになるが、日本人には「まだ明るいうちに○○なんて不真面目」と考える文化があるため、さらなる残業の増加につながると思うからだ。「明るいうちに仕事を終わらせて帰るなんて」「日の沈まぬうちに風呂に入るなんて」などと言われたり、思ったりした人は少なくないと思う。ハメハメハ大王の奥さんはこう歌われているが

南の島の大王は 女王の名前もハメハメハ
とてもやさしい奥さんで 朝日の後で起きてきて 夕日の前に寝てしまう

さすが女王さま*1、なんて優雅な生活なのだと思った人も多いだろう。我が国日本は日出づる国と自称するだけあって、我ら日本国民は日が出ている間は勤労せねばならないのである。サラリーマンはどうせ暗くなるまで家には帰れない。だったら朝早く起こされるだけ損である。
そこで私が提案したいのが「逆サマータイムだ。いつもの午後5時を午後6時にしてしまうのだ。そうすれば、夏の日の長い時期にも6時くらいで日が暮れ、「そろそろ帰るか…」という気持ちになる。しかも午前3時にもなれば外が明るくなってくるので、徹夜で働いてしまった人も「7時まで一休みするか」で4時間も寝られるのだ。
非常に悲観的な立場からの発案であり、サマータイム本来の「照明にかかるエネルギーを節約」という観点を無視しているが、職場環境の厳しい人からは賛同が得られると確信している。

*1:大王の奥さんは女王とは言わないと思うが…