あの交代は如何?いかん。遺憾だ。

昨日の久保田、代えちゃいかん。最近甲子園のスピードガンは甘くなったように思うけど、それでも155km/hという表示。切れもあって、指の掛かりもいい球が行っていたと思う。7回のピンチを招いた投球は見ていなかったけど、8回は任せてしまってよかったのではないか。
結局のところ、岡田監督は選手を信頼していない…というより、信頼している選手が少なすぎるんだろうな。JFKとか言われているリリーフ陣*1の一角久保田でさえあの扱い。実績のない投手を使う気には、到底ならないのだろう。
巨人が弱体化し、魅力のないチームになってしまったのは、過去の実績ばかりを重視し、FAで取った選手ばかり使うからだ。やっぱり若手が力を付けて出てこないと、「ひいきの選手を長く応援する」という楽しみがない。今の岡田監督の使い方では、なかなか若手は出てこれないし、下手をするとせっかく出てきた選手を酷使でつぶしてしまうことにもなりかねない。監督が試合で何もしなくても勝つのが理想、というのは確かに正しい。しかし、それは試合ごとにあれこれ動く「戦術」的なことよりも、シーズンを勝ち抜くために選手を育て、補強して戦力を揃えるという「戦略」的なことの方が重要だということだ。故障者が出たり、ベテランに衰えが見えたりしてその戦略が崩れている以上、何か新しいことをしなければならない。「今ある戦力で戦うしかない」の「戦力」とは?一軍枠の25人、支配下登録の70人、そこまで視野に入っているだろうか。

*1:「リリー夫人」って誰だよ、ATOK