赤羽「スタミナ苑」の中切り落としカルビ

東京肉部の活動も残すところ2ヶ月となり、やっぱり「せっかくだから有名店に」という誘惑に抗いきれずいったのが今日のこのお店。どれくらい有名かというと、ATOKが「スタミナ苑」を単語として知っているくらい有名。安倍晋三首相の色紙があるくらい有名。そして今、「あべしんぞう」が一発変換できなかったということは、ある意味で首相よりも有名であるということになるだろうか。
この店は予約不可なので、きっと安倍さん(の部下か側近だろうけど)も1時間近く待たされたに違いない。日曜日は16:30開店であるが、我々が到着した15:30にはすでに10人以上が並んでいたのである。君ら、焼肉何時から食べる気ぃや?と聞きたくなったが、それは我々とて同じなので聞くだけ無駄である。事実、食べ終わって店を出た時、まだ18時を少し回ったところであった。食べたものは以下の通り。

  • 野菜サラダ \600
  • あぶりレバ塩 \750
  • ヒレ \1800
  • ホルモンミックス(ハツ、センマイ、並ホルモン、コブクロ、ギアラ)塩 \1400
  • 上ハラミ塩 \1500
  • 中切り落としカルビ \1600
  • 半コムタンスープ \600
  • 半テグタンスープ \550
  • 杏仁豆腐 \400

あれ、案外食べてないな。特に美味かったものを以下に。

あぶりレバ塩
刺身でもいけるというレバーを軽く炙り、何やら生姜醤油のようなもので頂く。私はなんと炙ってそのまま食べてしまったが、それだけで十分味がある。塩が揉み込んであるのかな?それだけでレバーの旨みが引き出せるものなのだろうか。何も付けずにレバーを食べたなんて、初めてのことである。美味い。
中切り落としカルビ
肉味と脂肪分のバランスは、コレが一番良かったかな?全体的に肉質の良い店だと、並でも十分、どころか並のほうが美味しく感じられることも多い。このお店のサイトにも書いてあるのだが、「必ずしも高いものが美味しいとは限らない」。まったく同感である。
テグタンスープ
コレがびっくりの一品だった。普通想像する、真っ赤に染まって辛いテグタンとは全く違って、コクがあってまろやか。タンの根元にあたる部分が丹念に軟らかく軟らかく煮込まれ、ほぐれた肉の線維がお椀に浮かぶ。スジ煮込みのような感じかなぁ?ご飯にかけても美味だったので、スープではなくクッパのほうを食べても良いだろう。