はっきり言ってなめられてる

郵政法案に反対した議員が自民党に復党するらしい。まぁ予想通りなので別段驚くようなことではないが、正直言ってなめられてるなと思う。
まず有権者がなめられまくっている。どんな適当なことをやっても、その場限りの対応でも、次の選挙になればそんなことはすっかり忘れて我々自民に票を入れてくれると思われている。
表裏だが、野党もなめられてる。我々自民はどんなええかげんなことをやっても、どうせ野党の連中に負けるはずなどないとなめられてる。
なんでそんなことになるのか?我々選挙民が、政治家なんてみんないい加減だと考えているからだ。誰を選んでもいい加減なら、実力が未知数な政党よりも今までそれなりにやってきてるほうを選ぶのは当然だ。与党が○○だから、それに対抗するにはわれわれ野党もこういった戦術を…と言ってるうちは、有権者から見たら所詮同類なのである。
横綱朝青龍が「けたぐり」という変則的な決まり手を使ったことについて横綱審議委員が全員不快感を示したそうだ。政権党とは言ってみれば政界の横綱横綱になりたければ、正々堂々と組み合って相手をねじ伏せる力をつけなければならない。今の民主党には、けたぐり・ひきおとし・はたきこみが精一杯だろう。しかし、引き技は失敗するとぶざまな負け方につながる。誇るべき国技に学び、大横綱を目指してほしい。