都営新宿線篠崎「焼肉ジャンボ」の裏メニューたち

今日は肉部。メンバーの誰からも不便なこの篠崎まではるばるやってきたのは他でもない、素晴らしい肉がそこにあるからである。ちなみに私は家からJR常磐線-JR武蔵野線-JR総武線-都営新宿線と乗り継いできた。こんな苦労をしてたどり着いたのだから、それ相応の肉を出してもらわねば気が済まない。さぁ私を満足させてみろ、というくらいの気持ちで食べたものは以下の通り。

  • 和牛レバ刺し \945
  • 和牛ユッケ刺し \1260
  • 和牛並カルビ \1050
  • 和牛並タン \1260
  • 和牛ロース \1050
  • 和牛上ミノ \892
  • 和牛ハツ \892

分厚くて歯ごたえと味わいのある、「これが並なら上は一体どうなっているんだ?」とさえ思わせるタンをはじめとして、かなりのハイクォリティ。2人前ずつ頼んだが、量もぼちぼち多い。危うく裏メニューを頼まずして満足してしまうところであったが、それではここに来た意味が半分くらい失われてしまう。てなわけで裏メニュー。むろん、値段は不明である。

ミスジ
しゃぶしゃぶ肉のように薄くスライスされたミスジ肉は、時計で計って表6秒、裏4秒で食べ頃。折りたたみ、タレを付けて頂く…極薄のスライスと肉質そのものの柔らかさがお互いに引き立て合って、口の中でほろほろと溶けていく。赤身と脂身のバランスも絶妙で、しつこさは全くない。ちなみに部位としてはウデと言われたり、肩胛骨の内側といわれたりする。ここジャンボではウデと説明されたが、私がミスジを生まれて初めて食べた祇園の安参では、肩胛骨の内側といわれた。よくわからん。
ザブトン
肩ロースの一部である。非常に美しくサシが入り、見るだけでも美味しい。やや厚めのカットで、サイズは5cm四方といったところ。噛みしめると口の中で脂身が弾け回るような濃厚な味わい。ちなみに個人的にはここまでサシの入った肉は好みではない。肉部の記事では何度も書いていることだが、私は赤身が好き。肉の旨みとはアミノ酸、つまりタンパク質から感じ取るものだと思っている。とはいえ赤身だけではパサついて食感がよろしくないので、そこに溶け込むくらいの脂が乗っているのが好みのようだ。

シメにテグタンクッパ\1050をいただき、終了。
噂に聞くとおり肉質は素晴らしい。用賀の「ら・ぼぅふ」と比べても、優劣ではなく好みによって判断されるレベルだろう。そしてこのジャンボは下味の付け方--食材としての精肉を焼肉のメニューとして提供する「料理人」の腕--も優れていると感じた。一人あたり6500円、決して「安い!」とは言えないが、品質を考えれば破格である。予約が可能なこともあり、都営新宿線篠崎駅が不便でない人には是非オススメである。なお、白金にも支店ができたらしい。