河原町三条「14・14」の近江牛スペシャル

今年??種類目のハンバーガーを食べるために、この日訪れたのは、『14・14』。場所は京都の河原町三条交差点を少し下がった西側だ。
京阪電車三条駅で下車し、来る日も来る日も土下座している高山彦九郎氏に背を向けて橋を渡り、突き当たって左を見ればそこが目的地だ。
palちゃんならここでまずお店の外観を撮影しているところだが、扉もなくいきなり注文カウンターという構造、にこやかな店員さん、小心者の僕と三拍子そろえられてしまっては撮影などできるはずもない。
いきなりメニューを選ぶことになるのだが、そこにはオージービーフ近江牛の二種類が書かれている。オージーの値段などもう全く視野の外だった私だが、それを非難する人などいまい。もしにこやかに両手で△を作りながら「これですね?」なんて言われても、男なら近江牛にきまっている。その中でも最高峰を狙うのが真の男というものだろっ!ということで頼んだのは近江牛スペシャ。値段は540円(税込)。
そしてここはフレッシュジュースのお店でもある。ジューシージューシーと2つもジューシーを並べているのはそういう意味だろうか。シトラスミックスを注文。付け合わせはハッシュポテトと迷って、フライドポテトにした。ドリンクとポテト、いずれにもセット価格が設定されているのは有り難い。合計で840円。
イートインは螺旋階段を上がって2Fへ。
なんかオシャレな雰囲気だが、ターゲットとなるべきカップルも女の子グループも見あたらない。私と同じようなムサいオッサンが一人いたが、そんなものをフレームに入れるわけにはいかない。

注文番号「17」と書かれた札を見つめつつ、待つことしばし。「17番でお待ちのお客様〜」螺旋階段を上りつつ店員さんは言った。
これが近江牛スペシャルか。

震える手で包み紙を解く。

パンは…いや、通はパンなんて言わないんだった、えっと、バンズは白っぽい。上にまぶしてあるのは粉砂糖ではなく小麦粉だろうか。ベーカリーレストラン「サンマルク」で似たようなパンを食べた気がするが、名前は忘れた。ちょっとはみ出しているのが近江牛だ。包み紙に染みこんだ肉汁がもったいない。
中身はこんな感じ。

バンズの直下に目玉焼き。それをめくると肉…いや、パティが恥ずかしげに顔を出します。もう一度言うが近江牛だ。その下にはオニオンが少々、レタスが少々。先日palちゃんと行ったT.G.I. FRIDAYと比べると迫力不足は否めない。
ご託はこの辺にしておこう。あふれる肉汁より遙かに多い唾液が口腔内を駆けめぐっている。がぶり。
近江牛100%とおぼしきパティはかなりの粗挽き。挽肉というよりも肉の切れ端を集めたと言ってもいいくらい粗々しい。その分、つなぎなしの欠点であるぱさつきやすさは影を潜め、噛みしめると肉の味がじんわりと滲み出てくる。
目玉焼きのプリプリ感もいいアクセントとなっている。バンズの方はあまり主張せず、ふんわりと脇役に徹していた。ボリュームは普通。二つ食べても大丈夫だろう。
シトラスミックスのジュースは加糖されていないらしく、ガムシロップをつけてくれた。一口飲むと爽やかな酸味が喉を駆ける。さすがに搾りたては美味い。これならシロップは要らないね。ちなみにポテトはちょっと塩が多すぎるような気がした。やはりハッシュポテトにしておけば良かったかな…。
すぐ近くにファーストキッチンなどがあるが、せっかくだったらここへ立ち寄ってみてはいかがだろうか。
━━◆━━店情報━━◆━━
店名:14・14
住所:京都市中京区河原町三条下ル 大黒町33番地
場所:ココ
営業時間: 12:00〜22:30
定休日:年中無休
URL:http://www.kyoto-kawaramachi.or.jp/gourmet/1414.html