球界の使命

セリーグが予定通りの開幕を強行することになったんだそうだ。状況が状況だけに、野球をやる・やらんいずれかが100%正しいとは言えないと思うが、東京ドームでナイターをやることは100%間違いだと言っていいと思う。
プロスポーツが被災者を、日本を元気にするというのであれば、今年は試合数を減らしてでもいいから、日本各地を巡業する形で実施してはどうだろう。たしかに地方球場の観客収容数は少なく、観客動員の総数や収入は少ないかもしれないが、各地を回れば、「今年プロ野球を見に行った人」の数は例年を大きく上回ること疑いない。多くの人が試合に生で触れてこそ、感動と元気をもたらすんじゃなかろうか。
楽天が関西に来ることについて、グリーンスタジアム神戸(とあえて言う)のスケジュール等を理由に難色を示したそうだが、なにも一つの球場にこだわる必要などないはず。京都の西京極(とあえて言う)をはじめ、大阪にも舞洲や南港にそこそこ大きな球場はいくつもある。そのあたりの球場が連携して受け入れれば、不可能なことはないはずだ。NPBは横着をせず、アマ球界も含めて「野球」が今の日本に対して何が出来るか、どうすればより多くの感動、元気、勇気を贈ることができるか、しっかりと考えてもらいたい。