セサミンのCM

村田兆治がかっこよすぎる。
60歳で140km/hのボールを投げる彼をなんと評すればいいのか。鉄人、超人、もしかしたら変人かもしれない。いったい何のために、引退して20年経つ人がストレートにこだわるのか。今日の新聞広告に、こう出ていた。

「昔はすごかったんだぞ。そういう自慢はしたくないという気持ちがあります。どんなに往年の大投手と言われても、目の前で見せる球が遅ければ、なんだプロってこんなものかと思うでしょう」

なんとかっこいい言葉だろう。全国を巡って少年たちに野球のおもしろさを伝えているというのは聞いたことがあったが、これほどの思いをぶつけてもらった野球少年は幸せ者に違いない。ちなみに真っ直ぐとフォークで勝負してきた村田、今でもフォークの握りではさんだボールは一般人には引き抜けないほどの握力を誇っているらしいが、その握力を維持するために人差し指と中指で一升瓶をはさみ、酒をついでいると聞いたことがある。
日ハムの斎藤くんも、「真っ直ぐで空振りが取れる投手になりたい」と意気込みを語ったらしい。真っ直ぐに力がなければ変化球も生きないので、彼の目標は正しいと思う。歴史に名を残す大投手に、彼はなれるんだろうか。難しいかもしれないけれど、精一杯頑張ってもらいたいところ。
なんか、素振りしたくなってきたな。久々に。