相場は20万ドルらしい

わ、我が国は1990年代以降慢性的な景気の低迷と少子高齢化の影響などで財政赤字が拡大し、国債と借入金の残高はついに合計880兆円を数えるまでになってしまいました…。これを立て直すためには歳出の削減ももちろんですが、増税に踏み切るほかありません。しかし国民の政治への不信感は根強く、ここ4人の総理大臣はみな1年前後での退陣を余儀なくされています。その前の小泉首相は5年に亘る長期政権でしたが、政策の内容というよりは彼自身が持つ独特の雰囲気によって人気が保たれていたように思います。つまり我が国の国民は、合理的な判断によってではなく、その時のムードによって意見を変える性質があり、そして今我が国の政治を覆うムードは、ひとりの黒幕のために非常に暗いものとなっています。その黒幕こそ、今回の標的である、小沢一郎なのですっ。
やつは政権与党の幹事長職こそ退きましたが、そんなことは関係ありません…おそらく、国会議員を退いたとしても、やつに心酔する取り巻きどもに指示し、影響力を持ち続けるでしょう。もはや新興宗教「小沢教」の教祖といった趣で、政治の世界にのさばり続けているのです。今回の菅・新体制においても脱小沢をアピールしようとしていますが、これすら9月の参院選を乗り切るための小沢の指示によるものなのです*1。やつがいる限り、我が党が、そして我が国の政治がクリーンなイメージを抱かれることはおそらくないでしょう。しかし今こそ、清新で力強いリーダーが望まれているときなのです。やつさえいなくなれば、我が党内では自由な議論が活発化し、若い有望株が台頭すること間違いありません。動揺し、分裂を生じてある程度の数が独立あるいは他党へ流れることも考えられますが、この際問題なのは我が党の議席数などではありません、我が国のために、それ以上の効果があるはずです。
お、お願いです、ゴル…いえ、Mr.デューク東郷、どうか小沢をこの世から抹消してくださいっ!

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正直、20万ドルなら安いものだと思う。依頼人が鳩山なら、200万ドルくらいいけそう。

*1:フィクションのつもりです…が、案外そうかも