やっとストップ

連続試合出場記録の値打ちは、その選手がチームから求められる存在であり続けているという点にある。プロである以上、選手は結果を出すことが求められ、監督らは勝つためのベストを尽くす義務があるのだから、縁故や温情などで試合に出続けることはできないからだ。
今日、ついに12シーズンにまたがる1492試合で途切れた金本の記録。自分から外してくれと申し出たということだが、ファンも、首脳陣も、納得できるギリギリのタイミングだったのではないかと思う。バッティングは水ものだが、昨日のスローイングを見ていると、若手の出場機会を奪い続ける資格があるとは思えない状態だった。もし今日も金本がスタメンだったら、真弓監督にも金本にも非難が浴びせられ、記録の値打ちは下がってしまったと思う。1500という切りのいい数字には届かなかったけれども、意欲に燃えた1492試合、というゴロ合わせで虎ファンの記憶に刻み込まれることだろう。ちなみにコロンブスアメリカ大陸を発見したのが1492年。関連させて覚えれば、世界史のテストにも役立つぞ。