京大広報第652号より

京大の広報誌・その名も「京大広報」(そのまんま)は、京都大学のホームページにおいてPDFで配布され、無料で読むことが出来ます(ココ)。大学で開かれたイベント等についての紹介だけでなく、本学教職員や各界で活躍する本学OBによるエッセイも掲載されています。
またこの手の広報誌の定番として、お悔やみのお知らせも。現役教員や名誉教授が亡くなられた際には、その方の生前の業績などとともに紹介されます。
さて、最新号である652号(PDFファイルはコチラ)には、理学研究科名誉教授である日高敏隆先生の訃報が掲載されていました。業績として紹介された一部を抜粋します。

先生は,さまざまな動物の行動のしくみを探る研究を日本に導入し,昭和57年には日本動物行動学会を設立し,長く会長を務められた。チョウやガの配偶行動に関する研究は,世界的に高く評価されている。先生は,自らの研究のみならず,一般への知識普及や研究者育成に力を注がれ,『ソロモンの指環』『利己的な遺伝子鼻行類などの訳書,『チョウはなぜ飛ぶか』『春の数えかた』などの著書は広く読まれている。

訳書、著書として紹介されているのは、たしかに先生の手がけた書籍の中で有名なものなんだろうと思います。門外漢の私でさえ聞いたことがある本が多いくらいですから。しかし、鼻行類は…。「一般への知識普及」の例として挙げて良いものでしょうか??
この訃報記事を書いたのが先生のお弟子さんで、真面目一辺倒な方ではなかったと言いたくて書いたものならいいけど、事務方がamazonとかで検索した結果を適当に載せたんだとしたら、ちょっと気になります…。
鼻行類について気になった人は是非Google先生に聞いてみてください。