投手ロボと打者ロボ

東京大学で、打者ロボットが開発されているのは以前から知っていたけど、投手ロボットまで開発されたとは。

野球ロボ:登場 精密9割ストライク、球が止まって見える−−東大

 投手と打者の双方をロボットが務めるシステムを、東京大情報理工学系研究科の石川正俊教授(システム情報学)らが開発し23日、公開した。投手ロボットは約9割の確率でストライクを投げ、打者ロボットはボールがストライクゾーンに入る限り、打てるという。
 投手は3本指の「高速多指ハンド」を備える。開閉動作を1秒に10回繰り返し、絶妙なタイミングでボールを指から離す巧みな制球が可能に。腕の振りで加速する。
 打者は投手やボールの動きを1000分の1秒単位で追える三次元カメラと、円筒形バットを持った腕でできている。ボールがストライクゾーン(縦1メートル、幅0.8メートル)にくれば、ほぼ100%、バットに当てられる。
 実演では、発泡スチロールをゴムで覆った特製ボールを投手が3.5メートル先の打者に向けサイドスローで投げると、三次元カメラがボールを追い、打者が時速40キロのボールをバットで打ち返した。「将来は時速150キロの球や変化球も投げ、同じ場所に打ち返せるロボットにしたい」(石川教授)という。

9割以上ストライクを投げる投手と、ストライクなら必ず打てる打者。となれば、一方的に打たれてるだけのような気がするな。いくら投手ロボの性能を上げても、結局打たれるってことになる。投手は何球投げても引き立て役。ここはやはりナックルロボしかないか?まぁ、「バットに当てる」ことと「ヒットを打つ」ことの間には大きな隔たりがあるけど。
中国の故事「矛盾」では、どんな盾も貫く矛とどんな矛も防ぐ盾が登場したけれど、どんな打者でも三振に切る投手ロボとどんな球でも空振りしない打者ロボが対戦したら…どうなるだろう?答えは見逃し三振だな。それじゃ八百長か。