水道代

滋賀県守山市で、今年10月から1年間の上水道基本料金を無料にするという生活支援策が打ち出されたらしい。住宅の全世帯だけでなく、事業所も対象としているというのだからなかなか大盤振る舞いだ。水道基本料金というのは携帯電話と同じようにプラン(水道管の太さ)によって何段階かに分かれているんだけれども、守山市の一般家庭では2ヶ月あたり550円(13mm)か1400円(20mm)が一般的らしいから、年間で3300円から8400円ほど水道代が安くなるという計算。で、4人家族の場合平均で2ヶ月あたり6000円程度なのだそうだが、これが上水道のことなのか、下水道込みなのかよく分からない。とにかく、おそらく全国で最も淡水に恵まれた県であるから、水道代はかなり安いはずだ。
ちなみに私は守山市からみて琵琶湖の対岸、滋賀県大津市に2人で住んでいるんだけれど、水道代は1ヶ月あたり882円。下水道が946円。今の家に越してきて1年半、基本料金の枠を越えたことは一度もないので、料金の改定があった以外ずーっと同額である。
さて、そんな水道の料金は、当然使った量を量って請求されるわけだけれども、時間帯や曜日で集計したところこんなことが分かったそうだ。読売新聞より。

新潟で水道使用量ナゾの大幅減!その時刻、テレビでは…

 NHK大河ドラマ天地人」の新潟県内ゆかりの地域で、本放送の時間帯(毎週日曜午後8時〜8時45分)に水道使用量が大幅に減る現象が起きている。
 市民の多くがトイレや風呂に行かず、テレビの前にかじり付いているためとみられ、「意外なところに『天地人』人気が表れている」と関係者は驚いている。
 ドラマの主人公・直江兼続が城主を務め、妻・お船のふるさとでもある新潟県長岡市の水道局によると、旧長岡市全域の約7万2000世帯に配水する妙見浄水場について5月31日の総配水量を分析したところ、放送開始直前に約5050トン(1時間換算)だった総配水量は開始直後から減り始め、午後8時44分には約3750トンまで減少した。放送が終わったとたん増加に転じ、同55分ごろには5000トン近くまで戻ったという。
 こうした現象は、ドラマの放送が始まった今年1月から現れ、「若者から高齢者まで多くの人が、トイレや風呂、炊事を控え、テレビを見ているのでは」と市水道局はみる。(後略)

うーん、地元に対する「愛」を感じる。