今季不振でずっと二軍だった選手になぜ打たれる

やれやれ、星野監督の悪癖がまた出たか、という感じやな。好不調に関係なく、型にこだわる選手起用。
2003年の日本シリーズだったかな、第2戦でまるっきりいいところなくKOされた伊良部を、王手をかけた第6戦でも登板させて負け、続く第7戦も取られて日本一を逃したことがあった。今回もあれと一緒、打たれるん分かってるピッチャーを何で使うんかね。
今回の五輪、岩瀬ははっきりいって不調。予選では4回1/3で自責点5、防御率は10.38。しかも打たれた相手は韓国と米国。決勝トーナメントでは絶対に使ったらあかんピッチャー。
ほんまやったら点を取られる前に記事を書きたかったところやけど、仕事中やし仕方ない。7回、成瀬に代えて藤川を登板させた段階で「負ける」と思った。もっと言えば、イ・スンヨプに2ランか3ランを食らいそうという実に具体的なイヤな予感もしたんやけど、打たれた後で書いても嘘くさいので聞き流してちょうだい。根拠もないしね。7回藤川ということは、8回岩瀬、9回上原ということである。復調気配の上原はともかく、岩瀬はいかん。
なんで川上や成瀬をさっさと代えてしもたんか。あの時点で2-1ということは、延長の可能性も十二分にある。田中マー君は前の試合で5イニングを投げてるし、ダルと和田は次の試合で投げさせる予定やったやろし、涌井も19日に7回を投げてる。成瀬や川上にもう少し投げさせても良かったのんとちゃう?早くても藤川は8回からにすべきやった。
結果、岩瀬が1イニング持たず、急遽マウンドに上がった涌井がボコボコに打ち込まれて万事休す。ていうかここも何で涌井やねんて。涌井は先発で2試合しっかり仕事したんやから、お役御免やろ…。打たれたのは岩瀬や涌井やけど、悪いんは彼らちゃいます。好不調の波は誰にでもあることやから。
それにしても打てへんねぇ…。これでキューバアメリカに負けて、三位決定戦の相手がキューバ→二大会連続のメダルなし…なんてことになったら、いったいどないするんやろね。オリンピックはアマチュアの方がいいんやろか。杉浦のような熱いエースがまた出てきてくれたらなぁ。