やっぱり最後は気迫

ソフトボールの決勝を見て、改めてそう思った。明らかな力の差があるならばともかく、拮抗した相手に勝つために必要なのは気迫だ。メンタル面の強さ、なんてまどろっこしい言い方はいらない。気迫。とにかく勝つ、絶対勝つんだという気持ちが画面の中から伝わってきた。
この気迫は、野球やサッカーの日韓戦で韓国代表が見せるものに似ていると思う。何が何でも勝つという気持ち。それがなければ、150km/h近いボールにわざと当たりに来るなんて、できるわけがない。その姿が味方を鼓舞し、相手を圧する。日本では心安らかに、静かなる闘志を内に秘めて戦うのがよいことだとされていると思う。日本人は達人の研ぎ澄まされた気を感じ、それに圧倒されるが、異なる文化で育った人間は何も感じないのかも知れない。猛々しい獣のように、人類共通の原始的な気迫をもって戦ってほしい。