負けた方がいい試合

野球の試合をやるからには、勝つことを目的としなければならない。公認野球規則に、はっきりと

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各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする。

こう書いてある。だからわざと負けてはいけないのだが、昨日の五輪予選最終戦アメリカには負けた方がいいような気がした。予選の順位は一位が韓国、二位がキューバ。とすると、準決勝の組み合わせは、三位がキューバ、四位が韓国と戦うことになる。日本vsアメリカの、勝った方が三位だ。
日本は韓国とキューバの双方に負けているのだが、再戦に当たってどっちの方が勝算があるかといえば…正直、キューバには10回やって2,3回勝てればいい方だと思う。韓国が相手なら4,5回は勝てる。とにかく決勝に進出しないことには、金メダルはない。準決勝で負けてしまうと、下手をすればメダルなしに終わってしまうわけで、準決勝で勝てる確率を少しでも高くしなければならない。だから、キューバか韓国かといえば、韓国とやるべきだ。アテネでの教訓として、「予選は勝てばいいというものではない」「決勝トーナメントの組み合わせも頭に入れて戦う」みたいなことを言ってたような気がするんだが、ふたを開けてみると先発がダルビッシュ。おいおい勝つ気満々やないか、と突っ込みそうになった。まぁ結果として負けたから、個人的にはよしよしと思っている。もちろん、韓国だって確実に勝てる相手ではないが、打てる手は全て打っておくのが戦略ってもんだろう。