「審判に邪魔されたとしか言いようがない」

サッカー日本代表本田圭佑選手がこんなことを言ったらしい。もう情けないの一言だ。

今日も1点差。勝てなかった要因はどこにあった?

どこの差だったんでしょうね。今日はPKでしか点を決められていないし、審判に邪魔されたとしか言いようがない。せっかくいい試合だったのに…。ああいった形で、負けてしまい残念でならない。

PKを取られたシーンについて

あとでビデオで見たが、やっぱり試合中思ったのと同じで、バベルのドリブルが長くて、諦めたあとに倒れたということだったと思う。審判は最初から、どこかでPKを取ってやろうと決めていたかのようなレフェリングを前半の最初からしていた。そう思っても本当に残念でならない。

それでも、点が取れなかったが?

点が取れなかったのは紙一重。チャンスは何本もあったんで…。そこは日本の課題だと思う。ただ、それはどこのチームも持っている課題。

点を取るために、どう改善が必要か?

やっぱり最後は個人の力だと思う。シュートを打つのは人なんで。そこの技術を上げないと点は入らない。とにかく、この経験を次に生かさないといけないと思う。

新シーズンの目標は?

それについては、まだどこでやるかも決まってないので、何とも言いようがない」

予選で全敗した日本だが、相手はナイジェリア、オランダ、アメリカ。アメリカはともかく、他の二国は世界に名だたる強豪のはず。そこに負けたのを審判のせいにするようでは、経験を次に生かすことなんてできるわけがない。日本のサッカーが一体どれほどのものだと思っているのか?世界における自分たちの位置が分かってない。謙虚に、自分たちが挑戦者であることを認めるべきだ。オランダやナイジェリアが野球で日本に負けたとして、「審判が最初から日本が勝つと思って、日本寄りのジャッジをしていた」なんて、言うか?そんなセリフをまともに受け止めてくれる人間などいないだろう。
そもそもサッカーというスポーツは、流れのある動きの中で、ファウルとそうでないものの線引きの難しい判断を、90分間もの間、あの広大なフィールドで一人で行うのである。線審二人はフィールドの外にいる。完璧なジャッジングなんてものを求める方が愚かだ。狭い畳の中で行う柔道でさえ、誤審騒ぎが絶えないというのに…。プロスポーツ選手なら、潔くこう言うべきだ。
「弱いから負けた。それだけです」
今大会、男子柔道の解説をしている篠原氏。見た目はゴツイけど、コメントは的確でしゃべりも面白い。