ザクとは違うのだよ

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(54)水田に残る掩体 高知県南国市  ザクとは違うのだよ

 水田に鎮座するカマボコ形の物体は、「機動戦士ガンダム」に出てくるモビルスーツ「ザク」の頭部ではない。同じ兵器がらみでも、これは掩体(えんたい)という。太平洋戦争中、今の高知県南国市前浜地区に造られた。パイロット養成機関だった旧高知海軍航空隊(現・高知龍馬空港)の軍用機を敵機の攻撃から守る格納庫だった。
 コンクリート製の7基が現存する。最も大きい4号掩体に登ってみた。幅42メートル、奥行き22メートル、高さ10メートル。外壁の曲面をよじのぼると、屋上には腰の高さまで草がぼうぼう生えている。大型の双発機が格納できる内部は、夏でもひんやり。ほかの6基はほぼ幅2メートル、奥行き12メートル、高さ5メートルの大きさ。写真は5号掩体だ。 (後略)

たしかに、これはザクではない。ザクとは違うのだけれど、グフでもない。どう見てもゴッグだ。水陸両用MSであるゴッグが水面から顔を出しているようにしか見えない。空襲から航空機を守る格納庫だというから、その堅牢性は目を見張るほどのものに違いない。掩体内部にいた兵士たちは、きっとこう言っただろう。

「さすがゴッグだ、何ともないぜ」