出張でのマイル取得

ちょっと前、出張でのマイレージポイント取得を自粛するように…と、国家公務員に対しての通達があった。税金で出張して、そこから自分が利益を得ることは良くないという考えは分かるが、別に国が損をしているわけではない。マイルをとらない代わりに安くしてくれるというならともかく、ただ航空会社がマイレージポイント分得しているだけだ。もう一歩進めて有効活用するようにしないと、国の支出は減らない。ようやく、マイレージを有効活用する準備が整ったようだ。

公務員の出張マイル、省庁管理に 無料券も業務で使用

 政府は、公務員が飛行機による公費出張で取得した「マイレージ」を各省庁ごとに管理するよう通達。これを受け各省庁は、マイルをためて得た無料航空券を次の出張に使うことなどをルール化する。
 政府は「公費を使って職員個人が利益を得ている」と批判される可能性があるとして、6月中旬、マイルの取得自粛を申し合わせた。公費で乗ったタクシーから金品を受けていた「居酒屋タクシー」問題を受けたものだ。

えーと、居酒屋タクシーはきっかけにはなったかも知れないが、実際にはこれよりずっと前から、マイル取得については議論されていた。2年前某省庁の会計課にいた私が言うんだから間違いない。
…まぁ、問題が表面化するまで実施に踏み切れない、というたぐいの批判は免れないな。

 マイルを政府で一元管理することなどを目指したが、航空会社の理解を得られなかった。このため、取得自粛を解除した上で、航空各社が個人に発行する明細の提出を公務員に求めるなどし、公費出張時のマイルを各省庁が管理する。航空会社が民間企業に行っている法人向けサービスも使うようにする。

決まった内容は、航空機出張が頻繁にあるような民間企業からすれば「何を今更…」というようなもんだろうけれども、やらないよりはやった方がマシ。よしよしよくできましたねと褒めてあげましょう。