圧力式炊飯器で煮物やスープ、やけどの恐れ 都が実験

何で「炊飯器」でコメを炊く以外のことをしようとするのだ。パウンドケーキを作ったあと、それでご飯を抵抗なく炊けるのか?煮物を作れるとして、いっしょに白いご飯は食べないのか?…まぁ、手間を省いて美味しく作りたいという主婦の気持ちはわからんではないが…。asahi.comより抜粋。

 ただ、加圧する調理器具は通常の商品より危険性が高い。都が圧力式炊飯器の安全性を調べたところ、レシピ本に従ってスープを作っていた関西地方の女性が06年、調味料を入れるために途中でふたをあけ、ふきこぼれでやけどをしていたことが判明。そこで都は安全性を実験した。(中略)

ふむ。加圧されているもののふたを開けると危険というのは当たり前。通常、圧力釜には安全装置が付いていて、こういった事故を防ぐようになっているけれど、炊飯器は途中で開けることを想定していないからだろうか。

 炊飯と同時に煮野菜をつくるため、ポリ袋に入れた具材を米や水と一緒に炊飯器に入れる調理法が記された本もあったが、実験では熱湯と蒸気が噴き出した。ポリ袋が膨らみ、必要以上に加圧された恐れがあるという。

それはいくら何でも手抜きのしすぎとちゃうかね?だいいち、肝心のご飯が美味しく炊けなさそうではないか。カップ麺のフタの上にスープを置いて温めるのと一緒にしたらあかん。

 都によると、炊飯器を使った調理を紹介するレシピ本6冊のうち、圧力式炊飯器を使う時の注意書きがあったのは2冊だった。都は出版社側にレシピ本での注意書きを求め、メーカーに説明書での十分な注意呼びかけを求める。
 実験の様子は都ホームページで公開する。都によると、圧力式炊飯器について「突然ふたが開いた」などとする相談は05年度までは全国で年0〜1件だったが、06年度は7件、07年度は9件と急増している。

レシピ本を出した出版社には、このあたりの注意を徹底する義務があるだろうと思うけれども、炊飯器を作っているメーカーとしてはたまったもんじゃないだろうなぁ。