居酒屋タクシーの裏側

というタイトルで、「そもそもなんで役人はタクシーを使うのか?」が分かりやすく書いてある文章を見つけた。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080610/153060/
イナカの役所については窓口にすらめったに行かないので、彼らの仕事っぷりに対する批判に賛同することも、反論することも私にはできないが、中央官庁に対する批判を聞いているとかなり可哀相である。1年間文部科学省にいた経験から言うが、中央官庁を「ぬるま湯」などという人間は1ヶ月でいいから体験入庁してみるといい。マスコミからも、国会議員からも叩かれ、しかも大した収入はなく、サービス残業の山…まぁ、仕事のやり方を改善すれば多少は変わるかも知れないが、目の前の業務だけで土日もなくなる人も多い。改善なんぞに割く余力はないというのが実情だろう。通商産業省=通常残業省、厚生労働省強制労働省財務省=残務省なんて別名もあったりするんだが、給料は安い上に叩かれ放題というあのあまりにも報われない状況を何とかしないと、優秀な人材がどんどん官僚から離れ、施策がますます拙いものになってしまう。目に見えない「やりがい」「達成感」よりも経済的な成功に価値を置く若者が増えてきたと言うが、給料をドカーンと増やすこともできない。嘘でもいいから「官僚になるとこんな素晴らしい未来が君を待っている!」というアピールをしないとなぁ。