秋葉原某重大事件

「サバイバルナイフ等の規制についても考えなければならない」とか間の抜けた、ピントのずれたことを言った人がいるらしいが、サバイバルナイフが手に入らなければスーパーで包丁を買ってくるだけの話。誰でも良かった、何でも良かった、どうでも良かった…と5W1Hの不明確な犯罪を防ぐのは極めて難しいだろう。
遠い昔にはそれこそ「ご先祖様に顔向けできない」とか「親の顔に泥を塗る」とか「村のみんなに申し訳ない」というような気持ちが抑止力となっていたんだろうが、今はそれが希薄になってるんだろうな。
マスコミの取材も気にかかる。こんな事件の被害者の周辺を取材するなんて、いったいどんな神経をしているんだろう?「被害者の遺族感情に配慮」するなら、ドラマや映画の放送を延期することよりも先に自粛するべき事があるように思うのだが。
それにしても、死刑になりたくて人を殺したり、刑務所に入れてほしくて微罪を働く人間に、その期待通りの刑を科すのは刑としての意味があるのだろうか。死刑を廃絶しろとは言わないが、死刑を望んで重罪を犯した人間には敢えて終身の苦役を課すというのも一つの考え方ではなかろうか。