ダメ店員

職場の近くの某コンビニでの出来事。この4月から働き始めた大学1年生とおぼしき男性店員がレジにいた。100円くらいの商品を3つ持って、彼に会計を依頼した。ピッピッとバーコードをスキャンし、か細い声で彼は言う。

店員「さんびゃくじゅう円になります」

野口英世が書かれた紙切れと、平等院鳳凰堂が刻まれた茶色い金属片を差し出した私。

店員「1,010円お預かりします」

今度は比較的はっきり聞こえた。ジャッ、ジャッとレジからお釣りを取り出す彼。ふと見ると50円玉や10円玉を取り出している。おや、と思った矢先

店員「698円のお返しです」
私「は?」

こいつアホか?
どうやら彼は最初、「312円」と言ったつもりだったらしい。が、私には「310円」と聞こえたので、1,010円を出したのである。どこの世界に、312円と知って1,010円出すバカがいるのか。お客様は計算を間違えたのかも知れないし、自分が金額を正しくお伝えし損ねたのかも知れないのに、それをバカ正直に計算して698円とかいうお釣りを平気で出そうとする店員。
もしこれが、677円の会計に対して1,232円を出した時のことなら(お釣りは555円)、店員が一瞬戸惑うのも分かるが、312円に対して1,010円という支払行為はどこかに錯誤があることが小学生にも明らかだ。

私「312円だったんですか、じゃあこれで」

私は5円を追加したが、彼は事象を全く理解できていない様子。横にいた先輩店員とおぼしき女性店員がレジから703円を取り出し、渡してくれた。
私がお釣りを受け取った後、彼は女性店員に、「はっきりと金額を伝えないと、ああいうことになりますよ」と叱られていたが、1,010円という金額を見てそのまま処理する神経にも問題はあると思う。
もっと頑張れ、男性店員。