おごと温泉「千なり」の焼肉

ケーキを待っているときに、母から電話があった。
「こないだ肉送られへんかったし、明日は誕生日やからお肉でも食べておいで、二人で1万円まで出したげるわ」
なんともありがたいお言葉!

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こないだ、というのは先週のこと。午前中、母から電話があった。出損ねた私はその10分後にかけ直したのだが、圏外だか電源が入っていないと言われたので夜まで放っておいた。すると夜。
ええお肉屋に行くからあんたらも要るかなーと思って電話してんけど、出んかったから買わんかった。かわりに播磨屋のおせんべい送るわ」
ああ。ええお肉がせんべいに変わるとは…たしかに播磨屋のおせんべいは美味である。朝日揚げなど、もうほんとにほっぺた落ちそうになる。しかし播磨の和牛とは比べるまでもないではないか…。遠慮せず自動的に送ってくれればよいではないか。

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…とまぁ、そんな経緯があって、こんなありがたい話が舞い込んできたのだ。上述の通り、私は今日はとにかく肉気分だったので、家で焼き肉をするつもりでいたのである。ケーキを食べ終えたら、そのまま歩いてスーパーで肉を買う予定だったのである。母よどうもありがとう!普段は封印している家族カードで支払えば、その請求は母の手元に届く、という寸法だ。
帰宅後、急遽焼き肉屋探し。親から援助をもらって行った先が焼肉屋さかいでは、普段いったいどんなものを食べているのかと心配させてしまうので、ちょっといい店を探さねばならない。VISAテムニカ?も重要な条件だ。
前々から行ってみたいと思っていた京の焼肉処 弘は、うちから行きやすそうな2店舗とも満席で断念。ホルモン千葉はカードが使えるか不明だったので断念。見つかったのは家から5分の「千なり」だった。
このお店、「ちゃんこ&焼肉」 という、今まで見たことのない業態。北の湖親方となにやらつながりがあるようだが、今回は焼き肉を食べればすむのでそこは無視。予約を取り、早速行って食べたものは以下の通り。

  • タンの根元塩焼き
  • タン刺し
  • 天肉
  • コブクロ
  • ハラミ
  • ロース
  • 上カルビ
  • すじスープ
  • アイスクリーム

特に美味かったのは、タンの根元と天肉。タンというときれいにスライスされて、まるで小さなハムのようなイメージがあるが、これは不格好な切り落としのような形。おや、と思いつつも焼いて食べると旨みがすごい!通常の3倍、というとどっかの真っ赤な人になってしまうけれど、それくらいのジューシーさ。レモンなんて要らない。
天肉も、肉の甘みとたれの甘みが美味く絡んでお互いの良さを引き出した感じ。正肉の方はまぁそこそこやったけど、なかなか味わえない旨さでした。