巨乳は無罪

うーん、男として巨乳は罪だとばかり思っていたが。しかし「巨乳のおかげで無罪」とか書くと裁判官が籠絡されたのかとも思ってしまう。そんなわけないな、。デイリースポーツより。

小桜セレナ 101センチ巨乳で逆転無罪

交際していた男性が住むマンションの玄関ドアを蹴破って壊したとして、器物損壊罪に問われた巨乳タレント小桜セレナ被告(38)の控訴審判決で東京高裁は3日、懲役1年2月、執行猶予3年とした一審判決を破棄、無罪を言い渡した。1メートルのバストで“風船カップとも呼ばれたセレナ。逆転無罪の判決には、その大〜きな胸が一役買った-。
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 有罪となった一審で検察側立証の柱となったのは、「蹴破られたドアの穴をすりぬけて、小桜被告が(部屋の中に)入ってきた」というマンションの住民の目撃証言と、「男性警官は穴を通り抜けられた」とする警察側の実験結果。
 しかし高裁では、縦約72センチ、横約24センチの同じ大きさの穴を開けたベニヤ板を弁護側が用意し、被告がくぐり抜けられるか実際に検証。小桜被告がうまく通り抜けられなかったことから、原田国男裁判長は「被告は胸囲101センチ、胸板29センチでドアをくぐり抜けられない」と住民の証言の信用性を否定した。
 さらに「穴をくぐり抜けた」警察官の胸板が21センチしかないことが判明。検察側がドアの穴に残るはずの衣服の繊維について、立証しないのは不自然と指摘するなど「犯人とするのは合理的疑いが残る」として無罪を言い渡した。
 小桜被告は自らのホームページで「ドアに緑色の繊維が付着していた…(当日、セレたんが着ていた服の色、緑じゃナイじょ)」と“反論”していた。
 判決後に会見した小桜被告は「正義が勝ったと思う。もともと太くて気にしていたが、今回に関しては、胸が大きくてよかった」と喜びを語った。
 判決によると、小桜被告は2006年11月18日朝、東京都港区西麻布のマンション1階にある男性方を訪れた際、木製玄関ドアの中央部分を蹴破ったとして起訴された。被告は先に男性の部屋にいた別の女性とハチ合わせ。もみ合いになり、その後、男性が帰宅。隣室の住民の通報で警察官が駆けつけ、ドアの破損を確認した。
 公判で被告側は「壊したのは男性」と訴えていた。

さすがデイリースポーツである。しかし日刊スポーツやデイリースポーツといったスポーツ紙だけならいざ知らず、大手日刊紙の読売新聞(ヨミウリ・オンライン)、果てはお堅い新聞と思われがちな日本経済新聞(nikkei.net)さえ、見出しに「101センチ」と具体的な数値を挙げる醜態をさらしている。
実際に板に穴を開け、それをくぐろうとしてつっかえるという実験を法廷でやったわけで、想像すると何とも間抜けな情景…。でも当人は有罪か無罪かの瀬戸際、至って真剣だっただろう。それにしても「風船カップ」って…この手の表現の多様さには頭が下がる。
ちなみにこの手の実験はよくある話のようで、以前聞いた話は痴漢冤罪の証明にからむ実験。検察側の主張では「被告人は、下腹部(要するにアレ)を被害者の太ももに押し当ててきた」という話だったんだけど、なんと被害者と被告人は身長差が20cm。実験の結果、被告人の下腹部を被害者のお尻に押し当てようとすると、被告人は頑張ってかがまないといけないことが分かり、無罪。
…っていうかそんなん取り調べ段階で分かるだろ。分かってたけど見ないふりして有罪にしようとしたんだろうな。