強行日程

今日は我々の大切な友人Nの結婚式ということで、大学時代を共に過ごした仲間が集まった。といっても全員呼ぶわけにもいかないし、必然的にかなり濃いエッセンスの部分のメンバーになる。鍋で言えばアクの部分だ。京都付近から4名、東京付近から2名、そしてマレーシアから1名。私はだいたいどこへ行ってもなぜか目立ってしまうのだが、この集団に入ると完全な脇役として埋没してしまうほどの強者揃いだ。
午前10時すぎに横浜中華街すぐの「ホテルニューグランド」集合だったので、前日に横浜入りしようと思っていたんだけれども、小6の時からの友人しぇんま氏より「2/23に神戸で結婚式二次会やるから来てね」と言われ二つ返事で了承。まぁ過密スケジュールは得意*1やし、友として当然…とか余裕こいていたら、前日になって寒波の襲来。間違いなく米原岐阜羽島間は大雪、新幹線が動くかどうか本気でビビッた。披露宴の受付を頼まれているのに!
予定を早めて湖西線の始発に乗ったものの、やはり各所で電車が遅れる。湖西線は強風で、新幹線は積雪で。通常なら新幹線で2時間を切るところが、45分遅れでの到着。1時間余裕を見てあったおかげでどうやら仲間内では一番乗りだったようだ。しばらくすると懐かしい顔ぶれがぱらぱらと集まってきた。大学を出てから一度も顔を見ていなかったやつもいるんだけどしゃべり出すとちっとも変わってないことがまた嬉しい。もしかして一番変わっていたのは新郎の顔の形かもしれない。
新郎新婦共に某放送協会の職員なので、披露宴でのビデオレター等の出来はまさにプロ。挨拶や司会者の滑舌や発音も、テレビの向こうのクォリティだった。まぁ、式についてあれこれ具体的なことを書いても仕方ないので割愛するが、二人が周りから愛されているのがよく伝わってくるいい式だったと思う。結婚おめでとう!末永くお幸せに。
そうそう、新郎は食べ損ねたというので、ここのローストビーフについては感想を書いておこう。何と結婚披露宴でしか食べられないというここのローストビーフは、「和牛・国産牛の背肉を使った一品」とシェフからの紹介があった。和牛か国産牛かどっちだろう?背中の肉となると、肩ロースからサーロインにかけてのいわゆる「ロース」にあたるが、食べた感じではたぶんリブロースかな。余分な脂は取り除いてサシの入った赤身の部分だけに整形してあった。脂っこくならない適度な霜降りを活かした、柔らかく上品な味わい。名物と言うだけあって、これは本気で美味かった。
2日間じっくり煮込んだというビーフコンソメスープも美味い。牛のエキスがにじみ出た、澄んだ琥珀色のスープ。洋食屋などではチキンとオニオンのものが多くて、その味に慣れている人も多い(私含む)と思うけど、表面に油も浮かず、しかもしっかり牛の味がする。とても丁寧に作られたものだという印象。んまい。
他にもこのホテルが発祥の地というドリアなど、伝統を感じる料理の数々。また誰かここで結婚式しないかなぁ。

*1:石川県で夕方まで野球をした翌朝7時に岡山県でゴルフ、等