トイレットペーパー、シングルorダブル

いつも気になっているこの問題がexciteで記事になっていた。こちら
抜粋すると以下のような感じだ。

(前略)
使用量は増え続け、1980年(昭和55年)頃には国民ひとりあたり年間約20ロールだったのが、1990年代後半には約50ロールに。その後はほぼ一定だという。年間50ロールというと、1ロールをだいたい1週間で使い切る計算。まあそんなもんかな。

年間50ロール?おかしい…私は昨年千葉県で一人暮らしをしていたが、綿密な計算の元に1年10ロールで乗り切ったぞ。引越早々8ロールを買うか、12ロールを買うか迷ったものだ。私は便秘持ちではないし、男女差もあるだろうが、なぜだ?…と、そうか平日は朝も昼も晩も職場や丸ビルのトイレで済ませていたからか。綺麗だったしな。そうすると使用量は単純に7分の2、まぁそんなもんか。

さて、本題のシングル、ダブル、どちらが主流なのかを聞いてみよう。
「理由は特定できませんが、関東と関西で比率が大きく違います。概ね、関東ではシングル4:ダブル6、関西ではシングル7:ダブル3です」
東京ではダブルが主流、大阪ではシングルが主流ということ! こんなところに東西の差が出るとは、ちょっと驚き。

ほほう、これは興味深い。ちなみに私はどっちでもいいが、自分で買うときはシングルだ。それぞれの派閥の意見を聞いてみると、シングル派は

一番多いのは「ダブルより長持ちするから」いう節約派の3名。確かに、ダブルだとたくさん使ってしまうような気がするもの。残りの2名は「ダブルだと5重にできない」「一回の使用量がシングルのミシン目3つだから」と、きちんと計算して使っている人たち。適当にぐるぐる丸めて使っている自分が、なんだかちょっと恥ずかしい。

うむ、たしかにダブルでもついシングルと同じ回数巻いてしまいそうになる。もったいない。同じ回数とは言わぬまでも、3分の2くらいにしかなってない気がする。つまり使用量は3分の4倍ということか。33%の無駄だ。続いてダブル派の意見。

一番多いのは「ソフトだから」の4名。「シングルだと薄いので、ダブルよりかえって多く使ってしまう」という、シングルに多かった節約派も2名。悲惨なところでは「ゴシゴシ派なので、シングルだと手に『ウン』が付いてしまう」「ウォシュレットした後、シングルで拭いたら真ん中が破けた」なんてのも。その他、「シングルだと(指の)ダイレクト感が気になる」「庶民にもできるプチ・ラグジュアリを求めて」という声もあった。

なるほど。どれもまぁ分かるような気がする。
しかし、どっちの主張も一言で言えば「慣れ」である。ずっとダブルの人はダブルでの適量(適正な巻き回数)が、ずっとシングルの人はシングルのそれがクセになっているだけの話だ。ソフトだというのも、シングルで2倍巻けば同じ厚さになるわけで、シングルだから、ダブルだからという問題ではない。プチ・ラグジュアリだって、シングルでこれでもかとグルグル巻いて実感することもできるだろう。
どっちもどっちということになりそうだけど、それでもやはり家ではシングルをおすすめしたい。なぜなら、上記の記事からも分かるとおり、悲惨な目に遭うのは普段ダブルの人間だ。普段シングルの人間がダブル採用のトイレに入っても、デメリットは特にない。公衆の場にあるトイレではシングルが採用されている確率が極めて高いことも加味すれば、普段からシングルを使って慣れておいたほうが安全であろう。