五年に一度の腹痛

昨日未明、滋賀県大津市に住む29歳の男性が、自宅で寝ている間に何者かに胃袋を急に掴まれ、ひねり上げられるという事件が起きました。男性はすぐにトイレに駆け込み、助けを求めましたが、そのまま急性胃腸炎になりました。朝方になっても痛みは治まらず、午前中は仕事を休みましたが、命に別状はなく、全治2日の軽症です。警察では何者かの行方を追っていますが、身長はナノメートル単位、犯行グループは数万から数億に上ると見られることから、捜査は難航しそうだということです。

そんな事件があった昨日から今日にかけて、なんとなく女の子の気持ちを体験したような気がする。毎月こんなイベントが訪れるのだとしたらそれはそれは大変だ。男に生まれた喜びを噛みしめ(そして痛みに歯を食いしばり)つつ、ある時はデューク更家のように尻をキュッと持ち上げて歩き、ある時は老婆のように腰をかがめて歩いていたとき、ふとある歌が頭をよぎった。

女の子の気持ち BI・MYO・O どうしましょう
女の子の気持ち BI・MYO・O あせるわ マイッタ!

なんとうしろゆびさされ組「バナナの涙」である。この歌が世に出てもう20年になるという驚愕の事実はさておき、女の子の気持ちになりながらトイレに行ったら使用中・使用中・故障中という悲劇。いくら気持ちが女の子だからって女子トイレに行くわけにはいかない。今の私は身体障害者同然という理屈で障害者トイレに駆け込んだら…ありえないことにトイレットペーパーの箱書類らしきものが山と積んであるではないか。車いすなんて入れない。わが職場の管理のいい加減さに呆れながら座ってふと見ると、「おしり」「ビデ」の横に音姫のボタンが!男子用トイレには決して備わらない*1音姫」にお初にお目にかかり、ついついボタンを押してしまいそうになったが、それでも私は男の子。我慢するのが男の子。押さずにトイレを後にした。
思えば、こんな腹痛に襲われるのはおよそ5年前、グアムでの兄の結婚式以来だ。日本出発前夜に食べたカキ鍋にやられて文字通り痛い目にあった。そしてその前は高校3年の時、つまり10年ちょっと前。概ね5年に1度、私は腹痛にやられるらしい。日々の健康に感謝せねばなるまい。

*1:でも「ビデ」がついてるのはよくある