「今年の漢字」と「命名ランキング」

今年で13回目となる「今年の漢字」。日本漢字能力検定協会が全国の皆様から募集して最も多かった漢字を、清水寺貫主が揮毫するアレ。今年は大方の予想通り「偽」だったけど、いいイメージの漢字が選ばれたことってあったのかな、と気になって調べてみた。

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漢字

阪神災、O157中毒、相次ぐ産、和歌山カレー事件、1000年代の(世紀末は翌2000年なのだが)、田村亮子高橋尚子メダル&南北朝鮮の国家トップである二人の金氏の会談、同時多発テロ発生&アフガン侵攻()、北朝鮮拉致被害者の国、阪神タイガース優勝中越地震や台風など相次ぐ天子さまの誕生&福原愛ちゃんの活躍、悠仁親王ご誕生やいじめ自殺などに関わる話題。そして今年の食品装。
こうして見ると2003年の「虎」が燦然と輝いているほかは、「金」「帰」「愛」くらいしか「よかったニュース」によるものがない。悪かったことの方が印象に残るということなのだろうか。「今年の漢字」が決まるのは年末なので、「うちの子の名前は今年の漢字から取ろう」と思っても難しいが、そもそも取りたくなる漢字がないな。
というわけで命名ランキングも見てみた。男は2年連続で「大翔(ひろと、等と読むらしい)」、女は3年連続で「陽菜(ひな、等)らしい。さすがに「拓哉」は減ってきたということかな、それにしても少女マンガに出てきそうな名前ばかりでびっくりだ。このランキング上位に入る名前というのは、いったい何人に何人くらいの割合なんだろう?1クラスあたり3人は大翔くんがいたりするのか、それとも学年に1人くらいなのか。
あとよく見たらこのランキング、今年1月から11月までに生まれた子供の名前を集計してるんだな。昨年12月から今年11月じゃなくて。つまり12月生まれの子は考慮されないということだね。師走ちゃんとかレコ大(れこた)くんとかは命名ランキングに現れることはないということか。…そもそも心配無用かな。