列車に引きずられ

小田急東海大学前駅で、女性が扉に指を挟まれたまま列車が発車、引きずられたらしい。
安全確認が不十分だった車掌にも問題はあるけれど、閉まりそうなドアに手を突っ込んで乗ろうとするおばさんの方がもっともっと問題なんじゃないだろうか。こないだ山手線でベビーカーの車輪がドアに挟まれた、という事案もあったけど、「なぜ挟んだまま発車したのか」よりも先に「なぜ挟まれたのか」が気になる。挟まれなければ、挟んだまま発車することは起こりえない。鉄道会社は「だから危ない言うてるやん、駆け込み乗車すんなってば!」と、もっと強く注意を促すべきだ。赤信号でも突っ込んでくるチャリンコが絶えないのも、結局ひいた車が悪いと言われるから。駆け込み乗車が絶えないのも、こうやって車掌が悪いことにされるからだ。マナーとかモラルとかじゃなくて、これはルールなんだから、守らんほうがまず悪い。実はこの女性は出口付近に乗っていて、降りる人のためにいったんホームへ出て、閉め出されたというのであれば、車掌が悪いが、やっぱり駆け込み乗車だったらしい。「ドアを開けてくれる」という甘え、自分勝手な考えはこういう結果を招くんだと思ってくれればいいが、まぁ反省せんだろうな。この列車は結局30分停車したらしいが、とばっちりを食った他の乗客はみんな、車掌じゃなくてこのおばさんに腹を立てていたに違いない。