東山三条

  毎朝 地下鉄を降りて
  女子高生には目もくれず
  地上に出る僕

  そんな僕に いつも背を向け
  「あなたなんて 興味ないの」と
  行ってしまう君

  僕は 真っ先に改札を抜け
  君に追いつこうとしているんだけど
  赤信号の向こうで
  行ってしまう君

   走れば間に合うのかもしれない
   でも
   そんなことができるほど
   僕はもう若くない

  君に追いつければ
  いつもと違う朝になるのに
  見せつけるように
  行ってしまう君

   でも実は
   僕は君の名前を知っている
   君の名は
   市バス201系統 千本今出川行き

いまいちやなー。もうすこし練ってから載せればよかった。