最近、巷ではバラバラ殺人が流行っているんだろうか。しかも身内を切り刻むという…。だいぶ昔、『ゴルゴ13』の話の一つでゴルゴの正体と目された人物「芹沢五郎」が妹をバラバラに切り刻み、ホテルの水洗トイレで流してしまった…なんていうのがあった*1。トイレで流せるかどうかはおいといて、妹を切り刻むという行為がゴルゴの異常性と結びつけられているわけで、とうてい「常人のなせる技ではない」はずなのだが…。恐ろしい世の中になったものだ。
で、本題としてはそんな犯罪者の心理に迫ろうとしているわけではない。これらの報道(とくに文字媒体の見出し)で気になって仕方がない表現があるのだ。それは「の」
「容疑者の妻」という文字列を見ると、容疑者は男だと思いませんか。
「容疑者の兄に接見したところ」と言われると、大学の歯学部で勉強中の長男に接見したのかと思いませんか。
いわゆる、同格の「の」ってやつですかね。こんなとき、テレビなどではこう言ってるはず。「容疑者で妻の○○」あるいは「兄の○○容疑者」と。
いやー日本語って、ほんっとに、難しいですね。

*1:第100話「芹沢家殺人事件」。ファンの評価もかなり高い