準硬式 東京大学vs早稲田大学

早稲田大学東伏見キャンパスまで行って、東大vs早大の試合を見てきた。早稲田の先発、背番号18の川口(盛)くん。まっすぐとスライダーのコンビネーションが一品。岩瀬のような投球スタイル。右打者のインローへのスライダーはまず打てそうにない。こんなんがゴロゴロおるんかと思ったが、リーグトップクラスの左腕ということでほっと安心。試合の方はさすがに力負けだったが、東大先発の八百君は初回に連打で3失点するも粘りの投球で5回までテンポの良い試合だった。
その他観ていて思ったことを箇条書きで。

  • ビッグイニング四死球かエラーが無ければまず発生しないことを再確認。
  • 姫路西高校出身の子が早稲田の代打で出てきたので、同郷のよしみで心の中で応援したらガツンと打たれた。反省。
  • 外野手の仕事は「少しでも早く内野手に返すこと」であると考える。しかし球速の差で稼げる時間は0.5秒にも満たないところ、塁上から2歩もずれれば、タッチのために1秒余計にかかってしまう。モーションを素早くする、あるいはストライク返球することで稼げる時間の方が遙かに大きいので、正確に、素早く、の2点を普段から心がける。
  • 大遠投は避けなければならない。例えば30°の角度で投げ上げた場合、水平速度は球速×cos30°(≒0.86)となり、不利である。
  • 外野手が大遠投を試みる要因の第1位は、内野手のカット能力への不信感であるから、内野手は真摯に受け止め、改善せねばならない。
  • 捕手は、相手走者が本塁を踏んだかどうか、確認せねばならない。9回2死一・三塁からサヨナラだと浮かれていた一塁走者が二塁封殺されて延長にもつれ込み、敗戦した試合を見た直後ならなおさらである。