省エネは大事だけど

世の中、「地球に優しく」という言葉が広まってきていて、いろいろなものに省エネの工夫がされている。例えば自動車なら低燃費のもの、電気機器なら節電機能のついたもの。そしてそのような工夫がなされているものの普及を促進するため、グリーン購入法とかいう法律まである。
節電には大きく分けて二通りの方法があり、一つは従来品と同じ働きをより低い消費電力で実現するもの。冷蔵庫やエアコンなどは主にこれであろう。もう一つは、使用していないときに自動的に電源を落とすor節約するものである。使わないときはこまめに電源を切るということで、センサーつきの玄関灯などはこれに当たると言っていい。もちろん、この二者を組み合わせることでさらなる節電効果が期待できる。しかし後者の方式で節電するとその商品の機能を著しく低下させるものもあると思う。
典型例は暖房便座だ。
暖房便座の最大の効果は、座った瞬間の「ひやっ」を防止することだろう。なのに座ったら電源ONってんではその効果は期待できない。手で着座センサーを作動させ、そわそわしながら暖まるのを待つのは本意ではない。改善を要求する!