アスベスト

京大の体育館でも見つかったらしい。で、国のお達しに従って当然使用禁止の措置が執られたわけなんだけれども…30年くらい前に建てられた建造物には間違いなく使われていると考えていいはずだ。だからきっちり検査すれば見つかるに決まっているが、それを除去する工事は今日明日で済む話ではない。順番待ちも含めて、3月の卒業式に間に合えばいいなというところだろう。
当然、その間は各クラブの練習や試合に支障を来す。もっと言えばスポーツ実習の授業はどうするんだろうか?単位を与えるためには授業をしないといけないんだが…とにかく、よその体育館を借りるなり何なりの手段が必要になってくる。
でもさ、例えば借りるつもりだった京都府立体育館でもアスベストが見つかりました、となったらどうすればいいんだ?全国的に体育館が使用できないなんてことになったら甚だ不便だ。
国は国民が健康な生活を送れるように配慮しないといけないというのはよく分かる。しかし実際のところ、2ヶ月やそこら体育館でスポーツしたくらいでどうにかなるものではないだろう。これまで30年使ってきたわけなんだし。だったら、京都府なら府、市なら市といった単位で検査と補修のスケジュールを組んで実行すべきなのではないか。補修が追いつかないペースで一斉に検査して、見つかったからって使用禁止にしてしまったら、その方が不利益は大きいと思うんだがね。
急務かもしれないが、現実的な対応をしていただきたいものだ。