ロッテvs中日

東京出向中の同期を伴い、千葉マリンスタジアムへ。「東京駅から京葉線の快速に乗って30分、海浜幕張駅下車」との情報を得たので、東京駅へ。京葉線、どこ?矢印看板は見つけたが、ホームの番号がない。イヤな予感がよぎる。しばらく歩くとまた矢印看板発見。京葉線 この先520mだとさ。ごひゃくにじゅうめーとる?ちなみに新幹線は一編成16両で400mである。あれの先頭からケツまで歩き、また5両分くらい戻るくらいの勢いである。…考えたくもない。スーツや革靴、研修資料などをコインロッカーに預け、てくてくと歩くうちに、駅構内の案内図発見。…完全に別の駅やん…。約束の時刻に遅れつつも、なんとか予定通りの列車に乗れた。
途中の舞浜駅で家族連れや幸せカップルがごっそり下車。でも車内には予想以上の人が残る…。目の前には6 IBATAと書かれたジャージを着ている強者もいる。高をくくってチケットを手配していなかったのだが、これは大いなる誤算だったか?

マリンスタジアム到着

海浜幕張駅で予想以上の人波と共に下車。若干焦りつつ、流れに乗っててくてくと歩く。歩く。歩く…地図で見たイメージより若干遠い…と疲れた頃に、京都では見ない標識を発見。「ゼロヨン禁止」なるほどここは湾岸Midnightですか。
15分ほど歩いただろうか、マリンスタジアムはやはり風が強かった。出店に並ぶ人々を尻目に、チケット売り場に一目散。SS席、S席、B席とまだ残っていた。迷ったが、ここまで来てケチっても仕方ないとばかりにSS席5200円をお買いあげ。席に着くと…なかなか近い。落合監督の顔が判別できるくらい近い。ドラゴンズの打撃練習だ…打っているのは、なんと森岡明徳義塾森岡良介です。一軍上がってきてるんやね〜。がんばれよ〜。
それにしてもあのバレンタインいう監督は愛想を振りまくのが上手やね。ていうか好きなんやろね。

スターティングラインナップ

中日:二 荒木、遊 井端、DH 立浪、一 T.ウッズ、右 福留、中 アレックス、三 森野、捕 谷繁、左 井上。投手は中田。
ロッテ:遊 小坂、二 堀、DH 福浦、一 フランコ、右 サブロー、左 李、中 大塚、捕 橋本、三 今江。投手は渡辺俊介
よっしゃ!予想通り渡辺の先発。中日は野口かなーと思ってたんやけどねぇ。知らないわけでも嫌いなわけでもないが、格が落ちる分試合展開に不安…。
サブローかぁ。10年ほど前のスーパーファミスタでは.198 0本の使えない代打やったのに、出世したなぁ…。ちなみに当時いたフランコと、今のフランコが別人であることは言うまでもない。小坂、堀、福浦ってのもずいぶん前から変わらんのぉ。小坂の守備をまた見たい…と思っていたらなんと小坂は偵察メンバーで、1回表にいきなり西岡に代えられてしまった。ちょっとショック。

サブマリンスタジアム

ロッテ先発の渡辺は120km/h台の速球と90km/h台の変化球で強竜打線を翻弄。直球に差し込まれ、遅球に泳ぐ姿は不甲斐なく映るだろうけれど、それほどまでに打ちにくいのだろう。セリーグにはいないしね。浮き上がってくる球を打ち上げないようにという意識が強すぎてか、高めをたたきつけたようなゴロを量産する中日打線を3回まではパーフェクトに抑え、8回を投げて外野に飛ばされた打球はたった3球。そのうち2つが長打なのは、やはり球質が軽いアンダーハンドの宿命か?
ところで千葉マリンのスピードガン表示の横には「128km ブラックブラック」「140km ミントブルー」などロッテ製品が一球ごとにランダムでアピールされるのだけど、「96km 眠気スッキリ!!」には失笑。むしろバッター眠たくなるっての。

燃えよマリーンズ'05

対照的に、ロッテ打線は元気。初回ウッズのダサいエラーを足がかりに、続く堀が初球をエンドランでセンター前へ。強気の攻めやなぁ。とにかくこの西岡が走る走る。福浦がタイムリー、フランコ本塁打であっさり4点。あれ?何か聞いたことのあるストーリーやな…

♪一番J.Lee塁に出て 二番福留ヒットエンドラン 三番関川タイムリー 四番ゴメスがホームラン…

燃えよドラゴンズ'99*1じゃん!やられてるじゃん!

フ〜ランコ、オイ!オイ!

コールに地鳴りがする。ライトスタンドはまるでサッカー日本代表が試合する日の国立競技場。熱狂具合では阪神ファンも有名だが、一致団結という点ではロッテファンの方が上手と見た。ファンを大事にするボビーの意識が浸透していることもあって、スタンドと選手のコミュニケーションがすごい。普通のチームだと、ヒットを打ってガッツポーズを見せるとき、目線はベンチだったりするんだけど、みんなスタンドに向かって右手を挙げる。これは一つグッときた。

今日はホリデー

ロッテ打線は猛打賞が3人。李スンヨプは5試合連続の本塁打をバックスクリーンへ完璧に運び、サブローも今季初本塁打。でも何たって今日は堀!初回のエンドランで一気に流れを引き寄せたし、2回にもヒット、3回には2点タイムリーを打ってもう3安打。さらに8回にもタイムリーと4安打の大爆発。日曜日やし、まさに堀デー(笑)

継投ミス?

中日の中田は投球がちょっと単調でよくなかった。3回頭から代えてもよかった。3回途中、今江に打たれて二死一・二塁となった時にもマウンドに行ったんだから、そこで代える手もあっただろう。結果続投させて打たれてしまった。まぁ、落合監督としてはこれから数年先を見据えて、ある種納得というか覚悟して続投させたんだろうから、その意味では当然ミスではないわけやけど、あの時マウンドで何を言ったのかな?かなり長く話していたようだし。ちょっと気になる。

強竜の意地

渡辺が8回で降板、9回は二軍から上がってきたばかりだという(前列にいたロッテファンの方談)神田がマウンドへ。144km/hの速球を上手から投げ込む、いわゆる本格派なんだけれど、さっきまで120km/hに差し込まれていたとは思えない中日打線の豹変ぶり。ウッズは気持ちが凹んでいるので打てなかったが(苦笑)、福留が左翼に放り込み、森野も二塁打。やはり打撃はタイミング、投球もタイミングなのだと痛感。

終わってみれば11-4とロッテが終始圧倒。うん、でも見ていて面白かったよ。ヒーローインタビューが終わるまで席を立たないロッテファンたちにまたひとつチームへの愛を感じ、グッズショップへ。バレンタインのジャージが欲しかったけど見つからず、途方に暮れていたら前回買いそびれたソフトバンク和田21のシャツを発見。即購入。今日これを買ったのは私一人だろうな。
海浜幕張駅から特急わかしおに乗り、東京駅までノンストップ。また520m歩いて戻ってきました。おつかれさま。

*1:2004年版もあるらしいが、私の脳内にあるのは99年版なのです